乙武洋匡氏(38)が、今年11月9日投開票の新宿区長選の出馬に向けて準備を進めている。今月11日、“23区初の女性区長”として話題になった現職の中山弘子区長(69)が4選不出馬を明言した。後継候補が誰になるか注目が集まっていたが、乙武氏に白羽の矢が立ったようだ。
新宿区は乙武氏の地元だ。都立戸山高校と早稲田大に在学するなど9年間を過ごした。また、中山区長とも強いコネクションがある。
「乙武氏は05年4月から約2年間、非常勤職員として新宿区教育委員会に勤務しましたが、就任を強く要請したのが中山区長。ふたりは10年来の付き合いで、今も良好な関係を築いています」(区政関係者)
■関係者が続々当選
新宿区長選に向けて乙武氏が立ち上げたとみられているのが、ゴミ拾いを行うボランティアのNPO団体「グリーンバード新宿」だ。毎月10回程度のペースで神楽坂や高田馬場などで「新宿そうじ」の活動を行っている。