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国会事実上閉会 内閣提出法案96%成立
6月20日 23時58分

第186通常国会は、22日の会期末を前に、20日、事実上閉会しました。
この国会では、今年度予算が当初予算としては3年ぶりに年度内に成立したほか、教育委員会制度を見直す法律など、安倍内閣が提出した法案のうち96%が成立しました。

ことし1月に召集された第186通常国会は22日の会期末を前に、20日、参議院で、特定秘密保護法の運用に国会が関与する仕組みとして、衆参両院それぞれに常設の「情報監視審査会」を設けるなどとした改正国会法など18の法案が可決・成立し、事実上、閉会しました。
この国会では、今年度予算が当初予算としては3年ぶりに年度内に成立したほか、安倍内閣が提出した85件の法案のうち96%に当たる82件が成立しました。
成立率が90%を超えるのは平成19年、第1次安倍内閣のときの通常国会以来7年ぶりです。
成立したのは、教育行政に対する責任の所在を明確にするため、教育委員会制度を見直す改正地方教育行政法や、一定以上の所得がある高齢者の介護サービスの自己負担を引き上げるなどとした医療・介護分野の制度改正を行うための法律、それに電力の小売りを全面自由化し、再来年から一般家庭でも電気の契約先を自由に選べるようにする法律などです。
また、議員立法では、憲法改正の手続きを定めた改正国民投票法が成立し、憲法改正の国民投票を行う環境が整いました。
国会が事実上閉会したことを受けて、今後の焦点は、集団的自衛権の行使容認を巡る閣議決定に向けて、与党協議が合意できるかどうかなどに移ります。

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