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科学
将来の有人探査、あの惑星「イトカワ」も候補に NASA
2014.6.20 14:30
[宇宙]
米航空宇宙局(NASA)は2020年代半ばの実現を目指す有人小惑星探査候補の一つとして、日本の探査機「はやぶさ」が微粒子を持ち帰った「イトカワ」を検討していると発表した。NASAは昨年、直径10メートル以下の小惑星を無人探査機で丸ごと捕獲する構想を発表したが、その後、イトカワのように数百メートル規模の小惑星の表面から直径2~4メートルの岩石だけを採取する選択肢も追加した。
19年ごろに打ち上げる探査機が月の近くの軌道まで小惑星や岩石を運び、25年ごろに次世代宇宙船「オリオン」に乗った飛行士が近づいて調べることを想定。探査に適した大きさや軌道を持つ小惑星を探しているが、現時点でイトカワを含む大小それぞれ数個が有力候補に挙がった。18年ごろに最終決定する。
イトカワは太陽を1年半かけ周回し、長さ約500メートル、幅200~300メートルの落花生のような形。03年に打ち上げた日本の探査機はやぶさは05年にイトカワに着陸、10年に岩石の微粒子を収めたカプセルを地球に持ち帰った。(共同)
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