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無許可で復旧工事か
06月20日 19時03分

仙台市青葉区の建設会社が、東日本大震災の揺れで壊れた警察の施設の復旧工事を、法律で定められている建設業の許可がないのに請け負っていたとして、警察は、会社の事務所などを建設業法違反の疑いで捜索しました。
捜索を受けたのは、仙台市青葉区の建設会社、ソフトプランニングで、事務所や社長の自宅に20日朝、捜査員が入りました。
警察によりますと、ソフトプランニングは、去年8月から12月にかけて県内にある東北管区警察局の通信施設の復旧工事を、国や宮城県から建設業の許可を得ずに請け負っていたとして、建設業法違反の疑いが持たれています。
東北管区警察局が発注した工事はおよそ2億円で、5次下請けまでのおよそ30の業者が関係している中で、3次下請けのこの建設会社は6000万円あまりで請け負っていました。
この事件は、ことし2月、5次下請けの会社から「代金の未払いがある」と警察局に相談が寄せられたことがきっかけで明らかになったということです。この建設会社が発注を受けた2次下請けの会社は、この建設会社に請け負わせたことを、元請けの会社に報告していなかったということです。警察は、捜索で押収した書類の分析を進めるとともに、会社の社長などから事情を聞くなどして、実態の解明を進めることにしています。