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菅野、交流戦V請負人「しっかり決めたい」昨季リーグ“優勝投手”

2014年6月20日6時5分  スポーツ報知

 巨人の菅野智之投手(24)が19日、交流戦優勝投手に名乗りを上げた。勝てば2年ぶり2度目のVが決まる21日のソフトバンク戦(東京D)に先発予定の右腕は「早く決めるに越したことはない。しっかり決めたい」と宣言。1年目の昨季も9月22日の広島戦(東京D)で勝利し“優勝投手”になった。今季はエースとして、勝負強さを見せるつもりだ。

 リラックスした表情が一変した。菅野の目つきが鋭くなった。「勝てば優勝」と、報道陣に振られた直後だった。

 「自分に回って来たのは偶然と言えば偶然。あと2試合、早く決めるに越したことはない。そういう試合で投げる喜びをかみしめながら自分の役割を全うしたい。チャンスがあるのでしっかり決めたいです」

 大事な一戦と認識しているからこそ、言葉に力がこもった。

 雰囲気はつかんでいる。昨年9月22日の広島戦で8回1失点に抑え“優勝投手”となった。デーゲームで2位阪神が敗れ、試合前にリーグVは決まっていたが、勝って胴上げをするという重圧を乗り越えた。

 「長いペナントレースでも交流戦は大事。チームも優勝を目標にやってきたし、しっかり戦っているチームがリーグでも勝っている」

 残り2試合で1勝がVの条件。投手陣をスクランブルで送り込む作戦も可能だ。しかし、杉内、大竹の両先発は今後を見据え、すでに登録抹消された。首脳陣の菅野に対する信頼の裏返しだ。川口投手総合コーチは「長いイニングを投げてもらう。今はウチのエースだから。簡単に代えるわけにはいかない。もう任せています」。リーグトップの防御率1・59、最多タイ8勝を挙げている右腕に“決戦”をゆだねた。

 9日に発熱による体調不良を訴え登板日を変更したが、14日の楽天戦は8回途中無失点で白星をつかんだ。「もう万全です」とこの日はG球場でダッシュ、遠投で調整した。ソフトバンクは昨年6月15日(ヤフオクD)、1失点でプロ初完投を挙げた。

 相性はいいが、油断はない。「打率のトップ5に3人くらいいますよね。内川さんがいないのは唯一の救いですが、長打力もあるし足の速い選手も多い。しっかり抑えて中盤、後半戦へ向け弾みにしたいです」と、柳田、長谷川、中村ら鷹打線を警戒した。確かな自信と信頼を胸に、菅野がその右腕で、2年ぶり2度目の栄冠をつかみにいく。(岸 慎也)

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