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「JKお散歩」は人身売買 米国防省が年次報告書発表
フジテレビ系(FNN) 6月21日(土)1時29分配信
アメリカ国務省は、世界の人身売買に関する年次報告書を、日本時間20日夜に発表した。その中の日本に関する項目で、繁華街などで金銭を払い、女子高校生と散歩する接客サービス、いわゆる「JKお散歩」は、新たなタイプの人身売買にあたると指摘している。
日本時間20日午後10時半ごろ、アメリカのケリー国務長官は「これ以上、人身売買を見て見ぬふりをすることはできない」と述べた。
毎年、アメリカの国務省が発表する、世界各国の人身売買の実態をまとめた報告書。
その中で、日本について言及した部分に、気になる表現がある。
「high school walking」。
これは、日本で「JKお散歩」と呼ばれるもので、お金を払って、女子高校生と散歩できるというサービス。
このJKお散歩が、性目的の人身売買にあたるとして、新たに例示された。
「JKお散歩」をめぐっては、これまでも女子高校生が、客の男からわいせつ行為を受け、逮捕者が出るなど、犯罪の温床となってきた。
店舗が乱立する東京・秋葉原では、2013年、一斉取り締まりを実施するなど、警察も対策を強化してきた。
一時は、店舗の数が96にものぼっていた秋葉原の今は、どうなっているのか。
午後8時を過ぎた東京・秋葉原。
通りでは、20日現在も、制服姿の女の子たちが、男性へ声をかける姿が多く見られた。
看板こそ見当たらないものの、午後8時をすぎてもなお、客引き行為を行っているとみられる少女たちの姿が、そこにはあった。
「JKお散歩」の問題にくわしい、服部 梢弁護士は「このままの状態では、日本イコール未成年の売春の温床というふうに認定されかねない状態にあると思います」と話した。
こうした女子高校生を売りにする店は、名前や業態を変え、警察といたちごっこを続けているのが現状。
服部弁護士は「定期的に取り締まりのようなものをして、報告義務を課したり、そうやって常に見張っていくということが必要になると思います」と話した。
最終更新:6月21日(土)1時29分