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中津江村元村長 カメルーン頑張れ!現地でエトオと再会

ブラジルでカメルーン声援 駆けつけた坂本休さん
サッカーのワールドカップでカメルーンの応援に駆けつけた、大分県の旧中津江村村長の坂本休さん(中央)
Photo By 共同 

 大分県の旧中津江村(現・日田市)の元村長坂本休さん(83)は18日、サッカー2002年日韓大会のキャンプ地になった縁で親交を深めたカメルーンの試合を現地で観戦。旧知の代表選手と再会し、スタンドから声援を送った。

 坂本さんはカメルーンの国営銀行の総裁にもらったという緑色のネクタイと、国旗を模した衣装で応援。試合前には日韓大会から続けて代表入りしているサムエル・エトオ選手らと再会し、記念撮影をして旧交を温め、「みんな、親しみやすい人柄。喜びを分かち合えるのは素晴らしい」と感激していた。

 前回10年の南アフリカ大会に続いて、カメルーン代表応援のために現地入り。今大会は、当初はチケットが入手できずに一度は観戦を諦めかけたが、クロアチア戦だけが手に入り、1試合のために約30時間をかけてブラジルの地に降り立った。

 坂本さんは「4年に一度、わたしの村にとって本当に幸せなイベント」と感慨深げ。日韓大会の12年前には生まれていなかった村の子供たちも、自然とカメルーンに注目するという。「DNAみたいなものがあるんですかね。絆を大切にしていきたい」と坂本さんは語った。

 旧中津江村は日韓大会の際、カメルーン代表のキャンプ地に。大遅刻をしてやってきたカメルーン代表を、中津江村民は温かく出迎え、その交流は10年以上たった今も続いている。

 W杯のたびに、村を挙げてPV(パブリックビューイング)などでカメルーン代表を応援。ブラジルに旅立つ坂本さんの壮行会では、小学生や保育園児が制作したカメルーン国旗の応援旗を託された。まさに2020年の東京五輪招致で招致委員会が掲げた「おもてなし」をいち早く体現し、絆をはぐくんできた。

 試合は、「不屈のライオン」と呼ばれるカメルーン代表がクロアチアに敗れ、1次リーグ敗退が決まった。帰国の途に就く坂本さんは「負けたことは悔しいが、もう1試合残っている。恥じない戦いをしてもらいたい」と願った。

[ 2014年6月20日 05:30 ]

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