政治【河野談話検証】石原元官房副長官、「忠実な再現で貴重」2014.6.20 21:20

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【河野談話検証】
石原元官房副長官、「忠実な再現で貴重」

2014.6.20 21:20

 河野談話作成に携わった石原信雄元官房副長官は20日、談話作成過程を検証した検討チームの報告書について「韓国側の要望と日本側の対応が忠実、詳細に再現されており、貴重だ。私の記憶と大きな食い違いはない」と共同通信の取材に答えた。報告書の位置付けに関し「河野談話を否定したり、変えたりする根拠になるものではない」と強調した。

 談話作成の経緯に触れ「当時の宮沢喜一首相と韓国の盧泰愚大統領が首脳会談で『慰安婦問題は放ってはおけない』との認識で一致したのを出発点に調査し、日本の考え方をまとめたのが河野談話だ」と説明。「日韓間の問題を収めるために出された。向こうの希望を全部無視したらまとまらない。談話を発表した際、韓国側は了として問題は一応収まり、未来志向の関係に入ろうとなったことは指摘しておきたい」と語った。

 報告書公表について「良かったと思う。当時の元慰安婦からの聞き取り調査は非公表を条件に行った。報告書で名前や内容を公表すれば信義に反すると心配していたが、そこは配慮されていて安心した」と述べた。

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