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日焼けに中毒性の危険、紫外線で「脳内麻薬」分泌=研究

2014年 06月 20日 14:16 JST
 
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[ワシントン 19日 ロイター] - 日焼けの習慣は皮膚がんのリスクを高めるだけでなく、日焼け行為そのものに中毒になる危険性があることが、最新の研究で明らかになった。

19日に学術誌「セル」に掲載された同研究によると、紫外線を慢性的に浴びていると、脳内麻薬とも呼ばれる神経伝達物質エンドルフィンの分泌が促されるという。

研究はマウスを使ったものだが、紫外線に対する皮膚の生物学的反応はマウスと人で非常に似ているため、結果は人間にも当てはまると研究者らは考えている。

紫外線を定期的に照射していたマウスには、身体的依存が表れただけではなく、エンドルフィンの分泌を抑える薬を投与した後は、震えなどの禁断症状も出たという。

研究チームは、紫外線を浴びることの中毒性が「人類の皮膚がん発症の増加に寄与している可能性がある」と指摘している。

 

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 6月19日、日焼けの習慣は皮膚がんのリスクを高めるだけでなく、日焼け行為そのものに中毒になる危険性があることが、明らかになった。写真は昨年7月、ベルギーの公園で日光浴をする女性(2014年 ロイター/Eric Vidal)

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