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重症の「白斑」被害者に一時金支払い6月20日 15時04分
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カネボウ化粧品の「美白効果」をうたった化粧品の利用者に肌がまだらに白くなる症状が出た問題で、会社側は症状が重いと判断したおよそ4000人に対して、慰謝料の一部や休業補償を一時金として支払うことを決めました。
カネボウ化粧品の「美白効果」をうたった化粧品を巡っては、利用者に肌がまだらに白くなる「白斑」と呼ばれる症状が出ており、会社側の調査で先月までにおよそ1万8900人に症状が確認されています。
カネボウ化粧品はこれまで、症状が回復していない被害者に対して慰謝料や休業補償の支払いは回復した際に行うとしてきました。
しかし、問題の商品の自主回収に踏み切ってからまもなく1年がたつことから、症状が重く治療の長期化が想定されるおよそ4000人に対して、慰謝料の一部や休業補償を一時金として支払うことを決めました。
金額については症状によって個人差があるとして会社側は公表していませんが、被害者でつくる東京弁護団によりますと、複数の被害者が総額で50万円ほどを提示されたということです。
カネボウ化粧品は、対象となる人に対して今月中に書面で連絡するとともに8月までに個別に訪問して説明を行うことにしています。
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