ロシア議員が「ハイヒール禁止法」を提案、ローファーも駄目

2014年06月20日 15:57 発信地:モスクワ/ロシア

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×ロシア・モスクワ(Moscow)の「赤の広場(Red Square)」でハイヒール徒競走に参加する女性たちのヒール(2006年7月8日撮影)。(c)AFP/DENIS SINYAKOV

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【6月19日 AFP】ロシアの政党・公正ロシア(A Just Russia)の議員がこのほど、「ハイヒール禁止」法案を提出した。かかとの高い不安定な靴に加え、運動靴や、かかとが平らなフラットシューズ、男性のローファーについても、健康に悪いため対策を取る必要があると呼び掛けている。

 ロシアと旧ソ連のカザフスタン、ベラルーシが加盟する関税同盟(Customs Union)に法案を提出したのは、公正ロシアのオレグ・ミケーエフ(Oleg Mikheyev)議員。ロシア政府が主導して靴のヒールの高さの公式基準を定める必要があると主張している。

 AFPが入手した5ページの提案書には「推奨される靴のヒールの高さは2~4センチ。最高でも5センチまで」と書かれていた。

「極端に高いヒールの靴も、ぺたんこの靴も、履くと悪影響があることがいまや世界中の専門家に指摘されている。このトレンドを変えなくてはならない」と、ミケーエフ議員は提起している。

■「女性の悩みを解決したい」

 AFPの取材に応じたミケーエフ議員は、法案の主眼はヒールの即時禁止よりも啓発だと語った。

 ミケーエフ氏は、女性への思いやりが強いからこその提案であり、さまざまな足トラブルからロシアの女性たちを守りたいだけだと主張。「彼女たちは若いから、こういったことについて全く考えないんだ」と述べるとともに、ロシア人女性の約40%が扁平足に悩んでいると付け加えた。

 だが、ミケーエフ氏は女性の怒りを買う危険も分かっているようだ。「女性議員がもう半日、口を利いてくれない」と、同氏は冗談めかして言った。

 一方、ロシアの女性たちの中には、「ハイヒール禁止法」が成立したならあえて法を犯してハイヒールを履くと息巻いている人たちも現れている。(c)AFP

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