米疾病対策センターの75人、炭疽菌に接触か 不活性化が不適切

2014年06月20日 12:00 発信地:ワシントンD.C./米国

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米疾病対策センターの75人、炭疽菌に接触か 不活性化が不適切 ▲ キャプション表示

×米国防総省の公式ウェブサイト「Anthrax Vaccine Immunization Program」に公開された炭疽(たんそ)菌の画像(2001年10月12日撮影、資料写真)。(c)AFP/Anthrax Vaccine Immunization Program

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【6月20日 AFP】米疾病対策センター(Centers for Disease Control and PreventionCDC)は19日、米ジョージア(Georgia)州アトランタ(Atlanta)にあるCDC施設で職員75人ほどが誤って炭疽(たんそ)菌にさらされた可能性があると発表した。職員らには抗生物質が投与され経過を観察中だが、感染の恐れは「極めて低い」という。

 CDCによると、事故が起きたのは厳重な安全対策を施された研究室だったが、安全性確保の手順が正しく行われていなかったという。

 この研究室では、環境試料から危険な病原菌を検知する新手法を開発するため、防護対策のより軽度な別の研究室で行う研究で使う炭疽菌のサンプルを準備していた。しかし「炭疽菌サンプルを不活性化する適切な手順が取られなかった」とCDCは説明している。

 調査の結果、他のCDC職員やその家族、一般市民への危険はなく、これらの人々が対策を取る必要はないという。

 炭疽菌は土壌に生息する細菌。米国では2001年に、炭疽菌が入った郵便物が複数のメディアや議員宛てに送付され、5人が死亡する事件が起きている。(c)AFP

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