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メタンハイドレートか 掘削調査へ
6月20日 16時04分

秋田・山形の沖合と島根県の隠岐の周辺の海底で、将来の国産天然ガス資源として期待される「メタンハイドレート」が存在する可能性がある地質の構造が確認され、経済産業省は、このうち秋田・山形の沖合で来週から本格的な掘削調査に取りかかることになりました。

メタンハイドレートは、メタンガスと水が結晶になった氷状の物質で、太平洋側では去年3月、愛知・三重の沖合で世界で初めて海底からガスの採取に成功し、将来の国産天然ガス資源として期待されています。
経済産業省は、ことし4月からメタンハイドレートの埋蔵の可能性がある日本海側の5つの海域でも調査を行っていましたが、秋田・山形の沖合と島根県の隠岐の周辺の海底の表面で、メタンハイドレートが存在する可能性がある地質の構造が確認されたということです。
これを受けて経済産業省は、秋田・山形の沖合と、すでに埋蔵の可能性が指摘されている新潟県の上越沖の2つの海域で今月24日から本格的な掘削調査に取りかかることになりました。
茂木経済産業大臣は20日の閣議のあとの会見で、「メタンハイドレートが、アメリカなどで急速に開発が進むシェールガスに続くような次世代の資源になるよう、しっかりと取り組みたい」と述べました。

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