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プログラミングが理屈抜きに楽しかったーGREE CTO藤本氏インタビュー

公開日: : CTOインタビュー

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CTOインタビュー第三弾!
有力企業のCTOの皆様に、プログラミング学習に関する体験談や、 企業内での教育・育成の取り組み、初心者へのアドバイスなどに関するインタビューを皆さんにお送りするシリーズ「CTOインタビュー」。
第3弾はの株式会社GREEのCTO藤本真樹氏へのインタビューです!

プロフィール:藤本真樹氏
上智大学文学部を卒業後、株式会社アストラザスタジオを経て、2003年2月有限会社テューンビズに入社。現在は会員数3500万人以上、日本最大のSNSである「GREE」を運営する株式会社GREEのCTOである。個人としてもPHPフレームワークである『Ethna』の開発者として有名である。
GREEホームページ URL:http://corp.gree.net/jp/ja/

プログラミングが理屈抜きに楽しかった

カヤック

ーまず、プログラミングを始めたきっかけはなんですか?

今の子供たちってどうなんですかね?PS4でも、Xboxでも、ヴィータでも、Wiiでもそうなんですが、ゲームって「やるもの」じゃないですか。そこが、小さい頃の僕にはブラックボックスだったんですね。それは今の子供達がどう捉えているかは分からないんですが。そこで、PCでゲームとかをやってみると、もちろんコンパイルされているんですが、仕組みが見えるんですね。

分かりやすい例だと、RPGのセーブデータなどがあるのですが、そこにあるもの(コード)として見えるので、そこが僕にとって凄く新鮮だったんです。それまで、ブラックボックスだったものが、「こんな簡単に見えていいのか?」と思うようになったんです。ゲームのコードというのが手の届かないものではなくて、こうして動くものなんだと分かるようになったというのが一つ大きなきっかけです。

ー具体的にはどんなところが楽しかったのですか?

そうですね。例えばですけど、「セーブデータはいじれるんだ」「データを書き換えればレベル上がるんだ」みたいな発見ですね。ゲームのつくる側とやる側だったのが、その境界がなくなったということです。そして何より、プログラミングが理屈抜きに楽しかったんですね。

ーどちらかというと何か作りたいものがあってプログラミングを始めるという方も多いような気がするんですけど、割とそういった感じではなくて本当にプログラミングそのものが好きで始めたという感じですよね。

そうですね。何をつくりたいというはあんまり無かったですね。コードを書く事であったり、PCの仕組みを理解してその通りに動くというのが楽しかったんですね。知的好奇心が満たされますよね。例えば、カーソルひとつ動かす事だって、0から理解しようとしたら結講の人が出来ないですよ。

 

 

プログラミングで大切なのは「調べれば分からないことは無い」という信念

カヤック

ー本格的に始めたのは大学時ですよね。

そうですね。お仕事として始めて、自分のソースコードが他人の目に見えるようになったのは大学に入ってからですね。

ーそれまではオープンにせずにいたのですか?

今だったらGithubに上げればすぐソースコードを人に見てもらえるんですが、当時は出来なかったと言った方が正しいですね。

ーやはり、ソースコードを他人に見てもらうのと、見てもらわないのとでは自身のスキルは全く違いますか?

違うと思います。「他人から指摘を受ける」と言うのは一人で勉強していたころには無かった体験で、そこはスキルとしても大きく変わりますし、バイト先の上司も優秀な人だったので指摘を受けて直してという過程で、もっとより良くしようとか、もっと色んなもの作ろうとか思ったりして、成長する機会になりましたね。ですが、基本的に怒られることもなかったです。ソースコードを見てもらって指摘を受けて成長すると言うのに加えて、単純に人に見られた方がモチベーションが上がりますよね。

ー当時挫折と言うのは無かったという様に聞いているのですが、どうだったのですか?

挫折ですか、、苦労は常にしていますけどね。すごい沢山調べてもやっぱり仕組みがわからないとかですね。

ー調べてすぐ答えが出ずに、どうして良いか分からなくてプログラミングやめてしまうと言う人が多いと思うのですが..

ガッツですね(笑)というのは冗談で、結局そこに好奇心をもてるということが大事だと思うんです。何人か実験で非エンジニアの方にやってもらってみても、自分で調べてさくさく調べて行く人もいれば、進まない人もいて、それが結講顕著に分かれるんですよね。というのも、大前提として相手がコンピュータなので、基本的に不確定な事って起きない訳じゃないですか、だから「調べて分からないことはない」という強い信念を持つのが大事かなと思います。

「調べて分からないことはない」と頭に置きながら、まずは壁を2,3個超えてみるとと悩んでいる過程も含めて全て糧になるので、分からなくなった時にガッツ出して調べてというのを繰り返せば、後々楽ですよね。プログラミングを学ぶ人が全員が全員時間がある訳でも無いので、調べ方や教えてくれる人とか、モチベーションとかがプログラミング学習においては大切だと思います。

 

 

プログラミングは理系だけのものではない

nanapi

 ー藤本さんの経歴として珍しいのは、大学が英文科という文系出身じゃないですか。文系でも理系っぽい考え方をしてらっしゃるのが大変興味深いのですが…

普通にプログラムを書くと言う事においては、理系らしい知識ってそんなに要らないんです。最初の方ではですよ。ちゃんとやるにはコンピュータサイエンスをしらなくてはいけないのですが、最初プログラミングを始める上では、かならずしも文系の人がプログラミング苦手ということはないですね。

 ー確かに文系の方はプログラミングが数学とか物理だとかを使うようなすごいハードルの高いもののように思ってらっしゃる方が多いように思いますね。

そこにプログラミングをやり始めた人とまだ始められていない人との認識の差はあるように思えますね。でも、言語ですよ。数学や物理と言うより言語の一つと考えた方が良いかもしれません。

 ー今後御社は社内の非エンジニアの方に向けてプログラミングを教えて行くのでしょうか?

実は、もう既に新卒の人にプログラミングをやってもらったんですが、どっちかというと組織云々というよりはGREEはものをつくってなんぼの会社なので、職種に限らずエンジニアが作っているもの、そして会社自体がどんなシステムで動いているのかと言うのを知っておいて欲しいというのがありました。この間はバックオフィスというか管理系の人に「Uinity講座」みたいなものをやりました。2,3時間でゲームをつくるというようなものですね。

最後に、プログラミング学習者に向けたエール

カヤック

 ープログラミングの重要性といいますか、学んでいて良かったというようなことは藤本さん自身にありますか?

良かった事と言うより、この仕事に出会えて本当に良かったと思いますね。こんな楽しい事があるということに気づけてよかったです、これは僕の個人的な主観なのですが、そこにつきます。

これやっていなかったら自分が何やってるのかというのが想像できないです。そういう仕事に出会えたのはやっていてよかったなぁと、天職だと思いますね。この仕事を通じてアイデアを実現できたり、オープンソースのプロジェクトに関わったりして世界と繋がれるようになりましたし、ピュアに楽しいなと思います。

 ー特に社会人の方が多いと思うんですけど、何か初学者に向けてエールを一言お願いします。

英単語一言で言うなら「Enjoy」っていう感じですかね。特に最初は無理してやっていてもしょうがないので、楽しんで、楽しめなかったら何か自分で楽しいところを見つければいいと思っています。

楽しいと思えるやり方から最初は入るのが良いのではないかと思います。どの仕事でもそうだと思うのですが、教えてもらって身に付く事って凄く少ないと思っていて、きっかけをもって、自分であれやってみよう、これやってみようとか、これ作ってみようとか、これ調べてみようとかやってみる方が成長できると思っています。

後、プログラミングを学ぶ方はぜひ「分からない事リスト」をつくると良いと思います。最初って分からないことだらけなんですよ。プログラミングを学ぶ中で分からなかった事を分からない事リストに挙げながら、それをとにかく一つ一つつぶして行く事で順調に進みますし、達成感もありますし、最終的には分からない事がないという事になります。

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