千葉の連れ去り未遂 通学狙ったか

6月20日 15時20分

今月１７日、千葉県市原市で女子中学生が連れ去られそうになり、５３歳の男が逮捕された事件で、警察は、男が通学の時間帯や通学路を狙った疑いがあるとみて事件の詳しい状況を調べています。

今月１７日の朝、市原市の路上で自転車で登校中の女子中学生が車で連れ去らそうになり、警察は住所不定、無職の赤木良治容疑者（５３）が中学生を車の中に強引に押し込めけがをさせた疑いで１８日逮捕し、２０日午前、身柄を千葉地方検察庁に送りました。
警察によりますと、現場の道路はふだんは徒歩や自転車で通る人が通学の時間帯を除いてほとんどない場所だということで、警察は赤木容疑者が手足を縛る道具をあらかじめ準備していたことなどから、通学の時間帯や通学路を狙って現場に向かった疑いがあるとみています。
一方で、赤木容疑者はこれまでの調べに対して「偶然あの場所を通りかかった。女の子がかわいかったので声をかけた」などと供述しているということで、警察は事件の詳しい状況についてさらに調べを進めることにしています。