ＱＲコード 欧州発明家賞受賞06月18日 19時06分
認証コードの１つ「ＱＲコード」を開発した愛知県の企業のチームが、ヨーロッパの特許庁が主催する「欧州発明家賞」を日本から初めて受賞しました。
ヨーロッパ各国が加盟する欧州特許庁主催の「欧州発明家賞」は、経済の発展などに貢献した優れた発明を、審査や投票で選考していて、１７日、ドイツのベルリンで授賞式が行われました。
このなかでＱＲコードの開発メンバーで大手部品メーカー「デンソー」の子会社「デンソーウェーブ」の、原昌宏さんら３人と、トヨタグループの「豊田中央研究所」の長屋隆之さんら２人の、あわせて５人が、一般投票によって決まる「ポピュラー・プライズ」＝人気賞を受賞しました。
ＱＲコードは、小さい四角のモザイク模様の中に、英数字のほか、ひらがなや漢字など７０００字以上の情報を登録できる認証コードで、２０年前、工場の在庫管理のために開発されました。
携帯電話のカメラで読み取れるようになったことをきっかけに、世界各地で普及するようになり、ホームページのアドレスを読み取るだけでなく飛行機の搭乗券を認識する際にも使われています。
受賞した原さんは「今回受賞することができ大変光栄に思います。
ＱＲコードをこれからもっとおもしろく、便利になるよう改善していきたい」と話しています。