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【石川】

「なかよし号」解体、撤去 松任青少年センターで四半世紀余

来年度以降に解体、撤去される「なかよし号」=白山市村井町で

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白山市が来年度

 白山市は松任青少年宿泊研修センター(村井町)に設置してある旧国鉄列車の車両を改装した宿泊棟「なかよし号」の解体、撤去を決めた。なかよし号は二〇一三年三月に閉鎖されて以降、放置されていた。(稲垣遥謹)

 一九八六(昭和六十一)年、旧松任市が国鉄から北陸線を走っていた列車の客車二両と機関車一両を譲り受け、客車内に畳を敷くなどして改装。同年十二月、研修センターの宿泊棟として使い始めた。四半世紀余にわたり、地元の子どもたちの合宿などで愛用され、二〇〇九〜一一年度は約二千二百人が利用した。

 屋外に置かれていた車両は、風雨による塗装のはがれや車体の腐食が進んで雨漏りがひどくなり、利用者の安全が確保できないことを理由に閉鎖した。

 市では、車体上部に雨よけ用鉄板を取り付けるなどして使い続ける案も出たが、JR側から現役当時の雰囲気をそのままに残してほしいと反対されたため、解体を決めた。

 市は本年度策定する市公共施設等総合管理計画に車両の解体、撤去を盛り込み、来年度以降に作業に取り掛かる予定。

 十三日の市議会定例会六月会議で、竹田伸弘氏の一般質問に西川英智企画財政部長が答えた。

 

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