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高校野球部員が練習中に倒れ2日後死亡6月19日 21時54分
今月16日、山形市内の高校で、野球部の男子生徒が練習中に倒れ2日後の18日、死亡しました。高校は記者会見を行い、生徒が倒れたあと、適切な対応をとったとしています。
亡くなったのは、山形市にある山形商業高校の野球部に所属していた2年生の男子生徒(16)です。高校が行った会見によりますと、生徒は、今月16日、野球部の練習に参加して2時間ほどたった午後7時半ごろから「インターバル走」と呼ばれる2分間の休憩を挟みながら300メートル走るランニングを5回行ったあと、突然うずくまり、けいれん症状を示したということです。
近くにいた顧問が午後7時49分に救急車を要請し、救急車が到着するまで監督が気道の確保や心臓マッサージなどを行いましたが、救急車が着いたときには生徒の意識はなく、2日後の18日、搬送先の病院で死亡したということです。
死因は心臓が血液を正常に送り出せなくなる「拡張型心筋症」の心室細動を起こしたとみられるということですが、これまで学校で受けた健康診断で異常はなかったということです。
会見で山形商業高校の小川秀人校長は「応急処置に万全の対応をしたが部活動中に生徒が死亡する事態を重く受け止めている」と述べました。
一方、当時、心臓の動きを正常に戻す「AED」を使わなかった理由について、学校は会見で校舎内のAEDを取りに行くと往復で5分以上かかるため、心臓マッサージを続けながら救急車を待ったと説明しました。
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