梅雨時期になると、食中毒が心配になりますよね。高温多湿で、食中毒菌が繁殖しやすいこの季節。食品を冷蔵庫に入れて保管する機会も増えることでしょう。
しかし「何でも冷蔵庫で保存しよう」と思うのは、NGなのです。実は、冷蔵庫には入れない方がよい食材があることをご存知でしたか?
今回は、実は冷蔵庫に入れてはいけない食材をご紹介します。
■1:冷蔵庫NG”野菜”
玉ねぎ、ジャガイモ、サトイモ、サツマイモ、レンコン、ゴボウなどの野菜は、冷蔵庫ではなく、ダンボールに入れ、冷暗所での保存をおススメします。冷蔵庫で保存すると、水っぽくぶよぶよに柔らかくなり、腐りやすくもなるので避けた方がよいでしょう。
また、完熟していないトマトも常温保存をおススメします。トマトは、そのものから発生するエチレンガスで熟成します。熟成前のトマトを冷蔵庫に入れてしまうと完熟できないので、完熟までは常温で保存してください。
野菜は、育った環境に近いところで保存することを意識するとよいですよ。
■2:冷蔵庫NG”果物”
メロンやグレープフルーツ、オレンジなどの柑橘類やバナナも、冷蔵庫での保存は避けてください。冷やし過ぎると、熟さないまま腐りやすくなります。
メロンはカットしたら、食べる2~3時間前に冷蔵庫に入れると、冷たくおいしく食べることができます。また、バナナは自然に茶色く変色し、甘さが減るので常温保存してください。
■3:はちみつは常温で!
ブドウ糖と果糖が主成分のはちみつは、冷たい場所が苦手。冷やすことで結晶化し、白く分離してしまいます。
賞味期限内は、腐ったりカビたりする心配はありません。安心して食べることができるので、常温で保存してください。
■4:バジルは室内保存がよい
熱帯地方原産のハーブ、バジル。バジルは寒さに弱いので、冷蔵庫での保存は避けてください。水にさして室内保存でOKです。
意外と冷蔵庫で保存しているという食品が、多かったのではないでしょうか。冷蔵庫保存か常温保存かをきちんと分けることで、より美味しく食べることができます。冷蔵庫の中身を減らすと、電気代の節約にもなるので、ぜひ実践してみてください。
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