美しき花 / ちづ
蒼海の皇女たち
蒼海の皇女たち
懐かしい記憶が薄く丸影になって
震えるその胸に顔をうずめて
初めて触れた悲しみの温もり
君の怒りさえも届かない海の底で
泣くことを知らない人魚のような
瞳の奥に深く焼き付いた孤独
置き去りのまま救えなかった記憶に
今、誓えるならば 最後のときを恐れずに立ち向かえ
儚き『 』たちよ 絶望という試練を背負い
その傷が叫び出しても
誇り高く散っていった 美しき花はずっと
明日を呼び続ける 果てという光へ…
瞳閉じても溢れ出す友の血も
遠のく微かな母の声さえも
掻き消すように闇貫いた銃声
崩れ落ちていく世界の爪痕さえも
共に戦う絆があれば
怖いものなどもう何一つない
終わり知った命ならば
今この一瞬を生き抜く 『 』のような『 』この手に掴め
儚き『 』たちよ 体中『 』
愛する人へ届かなくても
誇り高く散っていった 美しき花はきっと
時を越え 愛を叶える 永久という空へ…
儚き『 』たちよ 絶望という試練を背負い
その傷が叫び出しても
誇り高く散っていった 美しき花はずっと
明日を呼び続ける
儚き『 』たちよ 体中『 』
愛する人へ届かなくても
誇り高く散っていった 美しき花はきっと
時を越え 愛を叶える 永久という空へ…