ニュース詳細
サッポロ 酒税116億円自主納付へ6月20日 12時24分
K10053706111_1406201228_1406201241.mp4
大手ビールメーカーの「サッポロホールディングス」は、酒税が低い第3のビールとして発売し、その後、国税当局からの問い合わせをきっかけに製造を取りやめた商品が、酒税が高い商品に当たる可能性があるとして、酒税の追加分、およそ116億円を自主的に納める方針を固めました。
サッポロホールディングスは、去年6月にビール系飲料の中で最も低い税率になる第3のビールとして「サッポロ極ZERO」を発売しましたが、国税当局からこの商品に最も低い税率を適用したことが妥当かどうか確認するため、製造方法の情報提供を求められ、先月、製造を取りやめました。
関係者によりますと、サッポロはビール系飲料の中でも酒税が高い商品に当たる可能性があるとして、酒税の追加分およそ116億円を近く、自主的に納付する方針を固めました。
ビールメーカーが自主的にこうした対応を取るのは極めて異例で、サッポロにとって今回の納付額は、ことしのグループ全体の決算で見込んでいる最終的な利益の2倍以上に上り、業績への影響が避けられない見通しです。
ビール各社は、税率が低く価格が安い第3のビールを競って開発していますが、今回の問題をきっかけに、商品の成分や製造方法の確認に慎重な対応を迫られそうです。
[関連ニュース]
[関連ニュース] 自動検索 |
[関連リンク] |
|