思い返せば・・・
これまで散々、味と味のハーモニーを感じることが苦手であるとか、
ハンバーガーは上から順番に食べたほうがうまい
など、「食べ物の相性無視」発言が多かった。
ここまで言っておきながら恐縮だが、本日は「食べ物の相性」の話である。
甘いものと相性がよいのは、「味のないもの、味の薄いもの、甘くないもの」であると感じている。
鯛焼きはとても好きだが、人形焼は中身のあんこが不要。
シュークリームは愛せても、鎌倉カスターは外側がいらない。
違和感はあるかもしれないが、甘いものと白米の相性はよいはずで、代表例として「おはぎ」という存在が、その身をもって証明してくれている。
■ルノアールのコーヒーフロート
つい先日、愛する喫茶店・ルノアールでコーヒーフロートを注文し、衝撃が走った。
「このメニューに至極当たり前のことしか書かれていない」という衝撃ではない。
ひとくちコーヒーを飲んだ瞬間、稲妻が走った心地がしたのだ。
こいつ・・・甘いぞ!
と。
甘いコーヒーに甘いアイス。
最悪の気分だった。
コーヒーが甘いのなら、そこにアイスクリームを入れる必要があるのだろうか?
疑問を呈したい。
甘くないコーヒーに、アイスクリームによるまろやかさと甘味が加わることで、味に広がりがうまれるのではないのか。
■「コーヒー×アイスクリーム」に過度なデザート性は求めていない
割とよく、コーヒーフロートを飲み、コーヒーゼリーを食べている。
その心理はといえば、
「ケーキのような”マジ甘味”が食べたいわけではないけれど、ちょっと甘いものがほしい」。
私の中で、ケーキ類とコーヒーデザートは同位置にポジショニングされていないのだ。
「アイスクリームがホワイトでスイートなんだから、コーヒー、あなたはブラックなままでいて!」
というのが切なる願いである。
■理想のコーヒーデザートに、たった300円で出会える
昨今の健康志向も影響してなのか否か、「甘いアイスコーヒーにアイスクリーム」というスタイルのコーヒーフロートに巡り合う機会は少なくなった。
※ちなみにコーヒーフロートは、自分でマクドナルドで作れる時代!
しかしコーヒーゼリーはどうか。
スーパーで市販されているコーヒーゼリーも含め、ゼリー部分にほんのりと甘みを感じないだろうか。
その点、シャノアールグループのリーズナブル喫茶店「ベローチェ」は違う。
一見、ごくごく一般的なコーヒーゼリーであるが、
消費税がアップしても、たった300円で、
ドリンク割引券が特別に適用可能。
そして、ゼリー部分が一切甘くない!!
どこを食べても、苦いばっかりのブラックコーヒー味だ。
驚くほど甘さゼロ。むしろ苦い。
そこに甘いソフトクリーム(アイスクリームよりも、やわらかいソフトクリームが乗っている方が嬉しい)が乗せられる。
ソフトクリームだけで食べてもよし、ソフトが溶けたバニラ汁とゼリーを一緒に食べてもよしで、とてもちょうどいい。
そのうえ300円!
喫煙席もある!
この夏もベローチェに足しげく通うことになりそうである。
未体験の方はぜひ挑戦を。
この世で一番おいしいコーヒーゼリーであると信じている。