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竹島沖で韓国軍の射撃訓練始まる6月20日 12時07分
韓国が、20日、軍の射撃訓練を行うとして島根県の竹島沖の日本の領海を含む海域に航行警報を出していた問題で、韓国軍は20日朝からこの付近で予定通り射撃訓練を始めました。
この問題は、韓国政府が海軍の射撃訓練を行うとして竹島の南西沖の東西およそ150キロ、南北およそ55キロの海域に航行警報を出し、この海域の一部が日本の領海にかかっているとして日本政府が訓練の中止を求めていたものです。
これについて韓国国防省の副報道官は20日午前の記者会見で、「自主的な防衛のための軍事訓練を行うことについていかなる要求や干渉も考慮しない」と述べて、日本側の要求を拒否するとともに、予定通り訓練が始まったことを明らかにしました。
韓国軍は通常の射撃訓練の一環だとしており、訓練は竹島から12海里以上離れた公海上で午前9時から午後5時まで行う予定だとしています。
韓国軍は去年10月に「極右の民間人が島に上陸した」という想定で、陸・海・空軍が参加した軍事訓練を実施し、海軍の特殊部隊による竹島への上陸訓練も行っています。
官房長官 絶対受け入れられない
菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、「訓練の実施は、竹島の領有権に関するわが国の立場に照らして、絶対に受け入れることができない。わが国としては、韓国政府に対し、訓練の中止を強く求めてきたところだが、極めて遺憾だ。きのうの午後、レベルを上げて強く抗議した」と述べました。
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