目を開くと――天井が見えた。 気付くと僕は、ベッドの上に仰向けに寝そべっていた。 背中に感じる、布団の柔らかい感触。 ・・・どうやら、本日最後の姉さんへの乗り移りは、成功したみたいだ。 ちゃんと僕の命令通りに寝ていたらしい。 タオルケットを剥がしベッドから起き上がった僕は、電気を点けて明るい光の下で姉さんの体を確認した。 姿身にはすっかり化粧を落とした、しかし僕から見ればそれでも美しい姉さんの顔が映っている。 「ふふ・・・」 頬が赤い。 体も火照っていた。 さっき僕が操った時に興奮させたからか? タンクトップにショートパンツ姿で頬を赤らめさせている夜の姉さんは、昼間とはまた違った妖艶さを醸し出している。 「花織姉さん・・・」 姉さんの声で姉さんに自分の名を呼ばせながら、僕は静かにその体をキュッと抱き締めた。 姉さんの手で、 姉さんの体を。 ああ、何て柔らかいんだ・・・! 花織姉さん――今度こそ姉さんの全てを、楽しませてもらうよ・・・・・・! STEP4:真夜中の実践 鏡に映る姉さんの体を、隅々までじっくりと観察する。 よく見ると、ショートパンツの股間辺りにうっすらとシミが出来ていた。 さっきの興奮で、姉さんがエッチな気分に浸っていた証拠だ。 ふふふ、弟のイチモツを弄りながらアソコをこんなにしちゃってたのか・・・ イヤらしいなあ・・・! 「そうよ。アタシは弟の股間を弄って興奮する、イヤらしい変態なのよ」 ――姉さんに、トンデモない台詞を言わせてみる。 「アタシは十郎の奴隷なんだから・・・もっともっと体を操って、イヤらしい事してちょうだい」 「ほ、本当にいいの・・・姉さん?」 「当たり前よ!アタシの全ては、アナタのものなんだから!」 「ああ、姉さん!」 「ああ、十郎!」 へへへへ。 姉さんの体でやる一人芝居は楽しいなあ。 体を抱き締め、僕はクネクネと身悶えた。 ・・・今や僕の中に、姉さんを貶める罪悪感はまったくない。 姉さんでもっと遊びたい。 姉さんでもっと気持ちいい事がしたい。 でも、これは暴走じゃない 暴走なんかじゃない。 今日一日の特訓の成果を、姉さんで試すんだけなんだから! 鏡の向こうの姉さんに、ウィンクを投げかける。 タンクトップにはうっすらと乳首が浮きあがって見えている。 姉さん・・・今、ノーブラなんだ。 タンクトップの襟元を下に引っ張ると、姉さんの乳房が灯りの下に曝け出された。 ピンク色の乳首が、実に性欲をそそる。 いつもはしっかり者で、この世に怖いものなしって感じの姉さんだけど・・・こうして薄い肌着だけの姿でいると、途端にか細く見えてくる。 僕みたいな男でも、守ってあげたいなんて気持ちになっちゃうよ。 姉さんの体を弄りつつ、僕は鏡に背を向け、お尻を突き出した。 料理中の姉さんを思い出し、ショートパンツの端を掴んで上に向かってグイッと引っ張る。 当然、生地がお尻に食い込む。 そのまま鏡に向かってお尻を振ると、まるでセクシーな姉さんが、僕を誘っているみたいだ。 う〜ん、そそるねえ。 自分で行った挑発に見事に感情を揺さぶられ、僕はショートパンツの上から姉さんのお尻を鷲掴みにした。 ああっ、柔らかくて気持ちいい! ジーンズの時とはまた違った感触だ。 お尻の柔らかさを堪能しながら、僕はうっとりと悦に浸る。 自分の思うままに、女の人のお尻を触れる幸せ。 このまま、いつまでもこうしていたいよ。 たまらなくなった僕はその場にしゃがみ込み、鏡の向こうの姉さんに見せつけるようにお尻を突き出しながら、股間に指を忍ばせた。 まずはショートパンツの上から、アソコを擦ってみる。 「んふ・・・っ」 たちまち蕩ける快感が、全身を貫く。 さっきまで姉さん自身がエッチな気分でいたから、ほとんど体は出来あがっちゃっている。 僕の愛撫に素直に反応してくれた。 「はあ・・・」 ショートパンツ越しに割れ目を擦ると、その度にニチャニチャとイヤらしい音がする。 それだけなら不快な感触なんだけど、姉さんのアソコにエッチな液を擦り付けているんだと考えると、途端に暴力的な興奮が体を支配した。 もっともっと姉さんを貶めてやりたい―― 体の奥底で咆哮を上げる獣の声を聞きながら、股間から生まれる淫靡な音を奏で、自慰と言う名の演奏を続ける。 姉さんが、あの花織姉さんが、床に這いつくばってこんなイヤらしい一人エッチをしているんだ。 普段も姉さんは、こんな風に自分を慰めているんだろうか? 隣りの部屋に、僕がいると言うのに・・・ 「んふ・・・十郎・・・♪」 僕は自分の部屋に向かって、腰を振って見せた。 壁の向こうで寝ている自分自身を観客に見立てて。 まるでストリッパーにでもなったかのように。 高鳴る心臓。 どんどん膨らんでくる欲望。 人に見せつけようと考えるだけで、血液の温度が1℃上がったみたいだ。 女の人は、他人に見られるだけで興奮するのか? 自分と言う「美」をみんなに知ってもらいたい―― そんな欲求があるんだろうか。 自分の体をみんなに見せたい、 自分の体をみんなに見てほしい、 見られれば見られるほどに、興奮する。 生まれながらのナルシストって事なのかな? 男の僕には分からない感覚だ。 でも姉さんは、僕の気持ちに反して益々興奮していた。 体の中で、イヤらしい気持ちがどんどん膨らんでいく。 これ以上膨らみ続けたらどうなるんだ? 体がパンクしちゃいそうだ。 「ハア、ハア、駄目だ!もう我慢できない・・・!」 体を覆う服が、途端に邪魔なものに思えてきた。 自分を解放したい、 姉さんを解放したい――! 強烈な思いに駆られ、手がタンクトップを剥ぎ取りにかかる。 一気に引き上げると、胸が引っ張られ、ブルブルと上下に震えた。 熱を帯びた姉さんの体が、素肌を晒した事で急速に冷却されていく。 しかし開放感と共に流れ込む外気に触れ、新たな科学反応でも起こしたみたいに鳥肌が立った。 う〜ん、気持ちいい。 花織、シ・ア・ワ・セ♪ なんつって!ぐししししし!! 僕は誇らしげに腰に手を置き、胸を張ってみた。 剥き出しの姉さんの乳房が、プルルンと揺れる。 上半身だけ裸で、ちょっとだらしがないなあ。 すぐに下も脱いじゃおう。 鏡を眺め、焦らすように腰を振りながら、ゆっくりとショートパンツを下ろしていく。 ふふふ、僕自身が観客であり、演者でもあるんだ。 どちらも同じ人間なら、どんなポーズが一番そそるのかもバッチリ分かるってもんさ! 手を離すと、ショートパンツは汗やイヤらしい液を吸収して重くなっていた為、ベチャッと音を立てて床に落ちた。 そのまま今度はショーツの端を掴み、左右に引っ張って一気に擦り下ろす。 ムワッと女の匂いが一瞬、部屋に立ち込めたような気がした。 股間はずっと僕のエッチな気分に同調していて、いまだに愛液が垂れている。 覆っていたものが取り払われた事で、それはポタポタと床に滴り落ちた。 不快だった股間が、一気に開放感に包まれる。 へへへ、姉さんを素っ裸にしてやったぞ! あらためて鏡に、出来たてホヤホヤの裸体を映してやる。 突き立った桜色の乳首。 濡れ輝く恥毛。 生まれたままの、姉さんの姿―― トンデモなく、綺麗だ。 「うふん・・・」 裸のまま腰に手を当て、頭を少し持ち上げて、僕は姉さんの顔にセクシーな表情を浮かべさせた。 唇を指でなぞり、濡れた目で鏡の向こうの僕に流し目を送る―― ううう、姉さんってばセクシー過ぎ! まるでヌードモデルのようだよ。 これは僕だけの―― 僕だけに見せてくれる花織姉さんなんだ・・・! 素晴らし過ぎる。 姉さんが、こんな格好で部屋をうろつくなんて、絶対に有り得ないだろうからね。 やってはいけないと言う背徳感が、益々僕の興奮を掻き立ててくれた。 鏡の前に腰を下ろし、ガバッと股を大きく開く。 姉さんの股間が、今や隠すものも何もなく、剥き出しになっている。 指で割れ目を左右に開く。 うわぁ、こうして見ると、結構グロいな。 これが姉さんの大事な部分なんだ。 粘着性のある液が、トロトロと溢れてくる。 指を挿入すると、出来立てのチーズに突き立てたみたいにヌプリと容易く入り込んだ。 「い、ぎっ」 たまらず僕は背筋を反らして、走り抜ける快感を全身で受け止めた。 体の中に指を突っ込んだと言うのに、ちっとも痛くない。 と言うか、気持ちよすぎる! まるでアソコと指が一体になったみたいだ。 「ん、くふっ!は、あっ、あっ、ああっ!」 指を動かすのを止めれば、死んでしまうんじゃないかってくらいに。 麻薬中毒者か何かのように、狂ったように指を動かし続ける。 このままあっという間に、天国に昇天しそうだけど――まだまだ勿体無い! もっともっとこの肉体を楽しまないと。 片手を股間に食らいつかせたまま、僕は柔らかい乳房をもう片方の手で揉みしだいた。 「ん、はぁっ」 ヤワラカイ。 ヤワラカイ。 ヤワラカイ。 乳首がコリコリと固い音を立てている。 脳の中で、バチバチと火花が飛び散った。 指の動きに合わせ、腰がイヤらしくくねりだす。 裸でのオナニーはお風呂でも味わったけど・・・ 姉さんが部屋で服も着ずにこんな行為をしているんだと思うだけで、性欲が、征服欲が膨張している。 調子に乗って、僕は床に這いつくばったままうつ伏せになった。 カーペットに乳首が擦れてくすぐったい。 「や、んっ」 そのまま乳房を床に押し付けながら、僕は腰を持ち上げ、今の姿を鏡に晒した。 獣のような姉さん―― 姉さんのような獣―― それが今の僕―― 僕であり、姉さんなんだ・・・! 「ああ、十郎・・・もう許して・・・これ以上は死んじゃうわ・・・!」 花織姉さんになりきって、僕は声を上げた。 姉さんとして声を上げ、僕として体を弄る。 僕は征服者、 姉さんは被征服民、 同じ体の中にいても、その立場はまるで違うんだ。 へへへっ、憑依術を身につけた人間以外に、こんな不思議な快楽を味わえるんだろうか? 僕と姉さんは一体となっている。 だからと言って、僕と姉さんの意識は混ざり合っているのか? ――いいや。 じゃあ、僕の意識が姉さんの意識に呑みこまれる危険性があるのか? ――いいや、それはない。 だって僕は、支配者なんだから! 姉さんは僕の奴隷なんだ。 僕が姉さんを自由には出来るけど・・・姉さんが僕を自由にする事はできない。 術の対象者と意識が融合する恐れも、今の僕にはまったくない。 僕は確実に・・・レベルアップしているんだ! 「んふ・・・十郎・・・ああ、姉さん・・・!」 僕はわざと、自分と姉さんが同化でもしたように交互に役を入れ替えて悦びの声を上げ、術者としての成長を楽しんだ。 こんな事をしても、何の危険もないんだもんね・・・ さあ、姉さん・・・もっともっと、2人だけのこの時間を楽しもうよ・・・! 更に腰を持ち上げ、鏡を見ながら下半身に力を籠め、秘所をひくつかせてみる。 いやあ〜、卑猥だよ姉さん・・・ 何でこんなけしからんものが、股間に付いているの? そんなエッチすぎる人にはお仕置きが必要だよね・・・えいっ! 僕は割れ目に突っ込んだ指を、更に深く突き立てた。 「ひ、いゃああああああっ!!」 股間から喉まで一直線に衝撃が走り抜け、口から勝手に絶叫が漏れた。 ヤバイ・・・もう母さん帰ってきてるはずだよな? バレちゃうって! 慌てて口を手で塞ぎ、床の上を七転八倒する。 何と言う気持ちよさ! 何と言うイヤらしさ! 精神の昂ぶりに比例して、姉さんの肉体も快感が増幅されているようだ。 何処まで高まるんだ? いや、それとも何処までも落ちるのか? 好奇心を探求する学者のような気持ちで、僕は指使いに全神経を集中させた。 今や耳を澄まさなくても、クチュクチュとアソコを弄る音がハッキリと聞こえてくる。 愛液はとめどなく溢れてくる。 濡れまくる指も、すっかりふやけちゃってるよ。 姉さんの感じる全ての感覚を、僕は享受している。 まるで神経を研ぎ澄ました剣豪のように、空気の流れさえ、この部屋の全てさえ把握しているようだ。 体中から流れる汗の動きが、 口から垂れ落ちる涎の動きが、 秘所から湧き上がる愛液の動きが、その軌跡まで手に取るように分かる。 ランナーズハイのように――他者に乗り移り続け、その体の快感を浴び続けた者には到達できる頂点が存在するのだろうか? 今の僕は、まさにそれだ。 体の奥から、かつてないほどにぐつぐつに煮えたぎった熱が、出口を求めて吹き出そうとしていた。 動かしている指の感覚が、 動かしている腕の感覚が、次第に消えていく。 「姉さん・・・!十郎・・・!もっ、もう・・・っ!」 目の前が霞んできた。 僕は・・・泣いているのか? それほどに感情が溢れているんだ。 体の中で迸るエネルギーが、涙となって出てきているのか。 脳が焼ける。 視界そのものが赤くなってきた。 股間から吹き出す熱は、もはやマグマだ。 熱い・・・ 熱い・・・ 熱いィィィィッッ!! 「は・・・っ、は・・・っ、ひゃ、あ―――――――」 大地震でも起きたのかと思うほどに、体が跳ね上がった。 灼熱の衝撃が股間から、そして口から放射される。 手で抑えきれず、咆哮のような叫びを上げてしまうかと思ったが、言葉は散り散りになり、肺に溜まっていた空気だけが吐き出された。 同時に、腰が小刻みに激しく痙攣し、ビシャッと何かが吹き出した感覚があった。 「・・・ッ、ァッ、ハッ、ハッ、ハァ〜〜〜・・・」 両足を支えていた力がすべて抜け、僕はその場にグッタリと倒れ込んだ。 まるで五感が消失したみたいだ。 幽体離脱って、こんな感覚なのかな? あまりの気持ちよさに、姉さんの肉体と僕の精神が離れかかっているのかも? とは言え、しばらくそのままでいるとようやく感覚が戻ってきた。 全身が痺れている。 視界もグラグラと揺れていた。 いやあ〜・・・凄かったなあ・・・ 完全に姉さんと意識を一体化させて行う自慰って、こんなにも凄いものなんだ。 これに比べれば、昼間の床オナもさっきの姉さんの手コキも快感と呼ぶのもおこがましいレベルだよ! 「ふう〜〜・・・」 もう一度深呼吸し、僕はようやく体を起き上がらせた。 うわ・・・全身汗だくだよ。 股間もグッショグショだ。 しかもよく見たら、前にある姿見も酷い有様になっていた。 鏡面が、ローションでも塗りつけたみたいにヌルヌルになっている。 姉さんの秘所から迸った愛液の所為だ。 これが先ほどの衝撃の正体か・・・ つまり、姉さんの潮吹きの結果ってことだ。 花織姉さん・・・そんなにも気持ちよかったんだね? 笑う膝で何とか立ち上がり、僕は鏡に近づいた。 へへへ・・・これが今日一日の訓練の成果――僕にとっての勲章みたいなもんだ。 指で一部を掬い取り、ニチャニチャと弄んでみた。 よし!これで憑依術のレベルアップもバッチリと確認した。 そろそろ姉さんを解放してやろう。 明日はデートだしね♪ まずは鏡を綺麗にしなくちゃ。 僕はティッシュを何枚か摘み取り、鏡の表面を拭き取った。 ・・・フム、こんなものでいいだろう。 次は姉さんを元の姿に戻さないと。 使い終わったティッシュをゴミ箱に捨て、脱ぎ捨てた服の所へと戻る。 おっと・・・さすがにこのまま、汚れた下着を着るのはかわいそうだな。 ショーツパンツに染みまでついているし。 僕はまず、クローゼットから新しいショーツを取り出し、それに履き替えた。 他の棚を漁ると、色違いのタンクトップとショートパンツも発見した。 ついでだから寝間着も新調してやろう! 綺麗になった姿見に着替え終わった姉さんの姿を映し、確認してみる。 寝る前と着ている物が変わっちゃったけど・・・この程度なら、記憶違いだと勘違いしてくれるだろう。 任務完了! 最後の仕事で、汚れた下着とタンクトップたちをこっそり洗濯機の中に放ってくる。 先ほど入れた僕のトランクスの上に、姉さんのショーツが積み重なった。 姉弟揃って恥ずかしいなぁ・・・って、どっちも僕がやった事だけどね。 とにかく、これで後始末も完璧だ。 僕は部屋に戻ると電気を消し、ベッドの中に体を潜り込ませた。 花織姉さん・・・こんな遅くまで練習に付き合ってくれてありがとう。 今夜は夢も見ずにぐっすり寝てよ。 仰向けに寝転がったまま、手鏡を持ち上げ、自分の(姉さんの)顔をじっと見つめる。 「可愛い弟の為だもの・・・構わないわ。明日のデートすっごく楽しみにしてるんだからね?」 へへへへへ! 最後に姉さんのフリをしてお休みの挨拶を交わす。 こうしてベッドに横たわると、肉体の疲労感がハッキリと分かる。 イカンイカン、本当に姉さんを休ませてあげないと・・・ 僕は鏡を見たまま、片手を頭の上に添え、憑依術解除の呪文を口にした―― 「どうも、失礼しました」 ――視界が歪む。 一瞬にして、僕は本来の自分の部屋へと帰還していた。 術を唱える前はベッドに座っていたはずだけど、意識を失った事で横に倒れてしまっていたようだ。 布団を剥がし、正しい姿勢でベッドに寝そべり、体の調子を確かめてみる。 先ほどまでの疲労感も、今はまったく感じない。 まあ、僕自身はさっき姉さんの手で一度扱いてもらっただけだからね。 それでも瞬時に体力が回復したようで、変な感じだよ。 起き上がらずに目を瞑り、精神を集中する。 たちまち千里眼が発動し、姉さんの部屋の様子が確認できた。 もはや姉さんを探るのに、何の精神的抵抗も感じない。 これがRPGなら、MP0で僕は姉さんの存在をどこにいても感じ取れるようになったって事だよね? すごいぞ!! とは言え、さすがに今日は憑依術の連続使用で僕の精神力もだいぶ疲弊している。 明日の為にも、僕自身たっぷりと休んでおかないとね! スヤスヤと幸せそうに眠る姉さんの寝姿を確認し、僕は緊張を解き、ようやく就寝の体勢になった。 瞼の裏に映る姉さんにあらためて心の中でお休みを言い、意識を暗闇へと浸らせる――― さあ、明日は姉さんの体でどう楽しもうかな? (つづく) |
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