脱線事故で小田急が陳謝 「原因は調査中」6月20日 0時00分
神奈川県の小田急電鉄相模大野駅構内で起きた脱線事故で、小田急電鉄は、午後9時半すぎから国土交通省で会見し、「このたびはラッシュ時間帯に脱線事故を発生させ、利用者の皆様に大変ご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません」と陳謝しました。
そのうえで、電車は、車庫から出ておおむね時速25キロで速度を保って走行中に脱線したとみられ、6両編成のうち3両目と4両目がポイントのうえで脱線して止まっているとしたものの事故とポイントとの関係など脱線の原因については調査中だと説明しました。
また通常であれば、信号機と、ATS=自動列車停止装置が連動し、ポイントに問題があれば信号が赤になり、ポイントの手前で電車を停止させる仕組みになっているということですが、事故当時の状況については今の段階では分からないとしています。
このほか、脱線した車両は、ことし3月に行った3か月ごとの検査や、去年11月から12月にかけて行った大がかりな検査でも異常はなかったということです。
また、脱線現場の線路のポイントも、ことし4月に行った3か月ごとの検査では異常はなかったということです。
一方、運転再開の見通しについては、「事故現場のポイントの部分のレールの変形が大きく復旧に手間取っている」と述べ、現在、運転を見合わせている区間は、19日中は再開できず、20日の始発からの運転再開を目指すとしています。
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