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米CDC 75人が炭そ菌に接触か
6月20日 11時15分

米CDC 75人が炭そ菌に接触か
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アメリカのCDC=疾病対策センターは、南部ジョージア州にある研究施設で毒性の強い物質の炭そ菌に職員75人が誤って接触した可能性があると発表しました。
職員の健康状態に今のところ大きな変化はなく、周辺の一般住民への影響もないとしています。

CDCは19日、ジョージア州アトランタにある3つの研究施設で合わせて75人の職員が炭そ菌に接触した可能性があると発表しました。
実際に感染している可能性は低く、今のところ職員の健康状態に大きな変化はないということですが、念のため抗生物質を与え経過を観察しているということです。
また、CDCは、施設周辺の一般住民への影響はないとしています。
CDCによりますと、研究用に不活性化した炭そ菌を用意しようとした際、誤って感染力のある状態の炭そ菌が十分な防護設備を持たない3つの研究施設に送られたということです。
このため、研究者たちは炭そ菌に感染力があるとは知らず、防護服を着るなど適切な対策を取らずに炭そ菌に接触した可能性があるとしています。
CDCは誤って感染力のある炭そ菌が使用された原因を調査しています。
炭そ菌は生物兵器に使われるおそれがあり、アメリカでは、2001年に炭そ菌の入った手紙が送られるなどして合わせて5人が死亡し、社会を大きく揺るがす事件が起きています。

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