トップページ国際ニュース一覧巨大洞窟でけがの独研究者 11日ぶりに救出
ニュース詳細

巨大洞窟でけがの独研究者 11日ぶりに救出
6月20日 0時19分

アルプス山脈にある巨大な洞窟の地上から深さおよそ1000メートルの地点を調査していたドイツ人の研究者が、けがをして動けなくなり、大がかりな救出活動の結果、11日ぶりに無事、地上に引き上げられました。

アルプス山脈にあるドイツ最大の「リーゼンディンク洞窟」で今月8日、ドイツ人の研究者3人が地上から深さおよそ1000メートルの地点を調査していたところ、このうちの52歳の男性1人が頭に落石を受けて大けがをしました。男性は自力で歩くことができず、仲間の1人が洞窟の外に出て助けを求め、ドイツをはじめ近隣のイタリアやオーストリアなどから合わせて200人余りの救助隊員と、山岳地帯での治療経験がある専門の医師が洞窟内に入り、大がかりな救出活動を続けてきました。
救出活動は、男性を担架に載せてベルトで固定したうえで、登山用のロープを使って少しずつ引き上げていく方法で進められ19日、男性は11日ぶりに地上に無事引き上げられました。
この洞窟は、深さおよそ1150メートル、全長が19.2キロに及び、人が1人通るのも困難な極めて狭い場所や、登山用の装備が必要な難所が存在することから、地元のメディアは連日、難航する救出活動の進捗(しんちょく)を伝えていました。

[関連ニュース]
k10015360831000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ