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島根原発の30km圏内 隣県の鳥取で説明会6月20日 4時17分
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中国電力は、国の安全審査が行われている島根県にある島根原子力発電所2号機の審査状況や安全対策について、19日夜、原発から30キロ圏内に位置する隣の鳥取県米子市で住民説明会を開きました。
19日夜は、島根原発からおよそ25キロ離れた米子市内の公民館に住民およそ60人が集まり、中国電力の説明を受けました。
この中で、中国電力は、放射性物質の放出を抑えながら原子炉の格納容器の圧力を下げる「フィルターベント」を設置するなどの安全対策や、原発周辺で断層調査を行っていることを説明しました。
これに対し、住民からは、福島の事故を教訓に水素爆発の対策に万全を期してほしいとか、原子力に頼らず再生可能エネルギーをもっと活用してほしいなどと意見が出ました。
住民説明会は、去年12月、中国電力が島根原発2号機の再稼働の前提となる国の安全審査を申請した際に、鳥取県などが開催を求めていたもので、8月中旬までに境港市と米子市の合わせて16地区で開かれる予定です。
地元の自治連合会の田邉忠雄会長は「中国電力の説明は初めてだったが、とにかく再稼働が見え隠れした説明で、かえって不安が募った。もし再稼働となった場合は、改めて説明を求めたい」と話していました。
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