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【上杉 隆】

新連載【週刊ウエスギ】「自由報道協会の意義と進路」(上杉 隆)

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メディア

だが、それでも、現実はまだまだ健全とは言い難いし、本来の目標は遠い地点にある。 なにより、記者クラブ制度は厳然として残っているし、政治はますます官僚化による情報隠蔽の度合いを進めている。 私たちはそうした不健全なメディア環境に後戻りすることを許さなくてはならないのだろうか。 いや、それは決してないだろう。なぜなら、私たちは、健全な言論空間を、この日本でも作ることが可能なことを知ってしまったのだから。

それは過去との比較においても明らかだが、何より自由報道協会の存在そのものがフェアな言論空間とは何かを示してくれることが大きかったのではないか。 来月20日の憲政記念館での自由報道協会シンポジウム、さらには来年1月末の2周年、同時に開催される自由報道協会賞が過ぎれば、さらに大手メディアとの共存、融合が可能となると私は信じる。 自由報道協会の面々が求めていた健全でフェアな言論空間の出現はまもなくだ。

自由報道協会の面々は、明るい気持ちでそこに向かって前進していくに違いない。

【NLオリジナル「週刊ウエスギ」第1回】

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