集団的自衛権:自公党首会談 国会閉会後も協議継続を確認

毎日新聞 2014年06月19日 21時36分

 安倍晋三首相と公明党の山口那津男代表は19日、首相官邸で会談し、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定に向けた自民、公明両党の協議を、22日の今国会閉会後も継続することを確認した。閣議決定の時期や内容に関するやり取りはなかった。山口氏が会談後、記者団に明らかにした。

 首相は会談で「国会閉会後も与党でしっかり議論してほしい」と表明し、山口氏も同調した。ただ、山口氏は「党内でいろいろな議論が出ている」と述べ、公明党の意見集約には時間がかかるとの意向をにじませた。

 首相は7月6日からオーストラリアなど3カ国を訪問するため、政府・自民党は遅くとも7月4日までの閣議決定を目指している。菅義偉官房長官は19日の記者会見で「問題点はかなり整理されている。結論を得るよう取り組んでほしい」と述べ、早期の与党合意に期待感を示した。【高本耕太、木下訓明】

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