芥川賞と直木賞の候補作発表される6月20日 5時17分
第151回の芥川賞と直木賞の候補作が20日に発表され、このうち芥川賞は、漫画家としても活躍する小林エリカさんや、デビュー作が文芸誌の新人賞を受賞した若手作家の横山悠太さんらの作品が候補となりました。
芥川賞と直木賞を主催する日本文学振興会が発表した、それぞれの賞の候補は以下のとおりです。
芥川賞の候補には、▽戌井昭人さんの「どろにやいと」、▽小林エリカさんの「マダム・キュリーと朝食を」、▽柴崎友香さんの「春の庭」、▽羽田圭介さんの「メタモルフォシス」、▽横山悠太さんの「吾輩ハ猫ニナル」の5作品が選ばれました。
このうち、小林エリカさんは、漫画家として活躍する一方で小説も発表するなど、多彩な活動で知られ、今回、初めて候補になりました。
また、横山悠太さんは、現在、中国・北京の大学に語学留学していて、デビュー作が文芸誌の群像新人賞を受賞し、今回、初めて候補になりました。
また、直木賞の候補には、▽伊吹有喜さんの「ミッドナイト・バス」、▽黒川博行さんの「破門」、▽千早茜さんの「男ともだち」、▽貫井徳郎さんの「私に似た人」、▽柚木麻子さんの「本屋さんのダイアナ」、▽米澤穂信さんの「満願」の6作品が選ばれました。
このうち、今回で6回目の候補の黒川博行さんは65歳で、受賞すれば歴代で3番目の年齢での受賞となります。
また、貫井徳郎さんは4回目、千早茜さん、柚木麻子さんの2人は前回に続き2回連続の候補で、伊吹有喜さんと米澤穂信さんは初めての候補です。
第151回の芥川賞・直木賞の選考会は来月17日に行われ、当日の夜に受賞作が発表されます。
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