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北朝鮮で干ばつ 食糧事情さらに悪化か6月19日 21時54分
北朝鮮の国営メディアは19日、広い範囲で春先から干ばつが続き、農作物の成育に影響が出ていると伝え、厳しい食糧事情がさらに悪化することが懸念されます。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信によりますと、北朝鮮では春先から国内の広い範囲で気温の高い状態が続いているほか、今月上旬からはピョンヤンをはじめとした西部を中心に雨が少ない状況が続いています。
各地で被害の実態把握が進められているということですが、麦やトウモロコシの生育に大きな影響が出ているということで、朝鮮中央通信は、長期にわたって被害が続いた2001年以来の深刻な干ばつの被害が懸念されると伝えています。
WFP=世界食糧計画によりますと、北朝鮮では子どもたちの30%余りが必要な栄養がとれていないなど、依然として厳しい食糧事情が続いています。
キム・ジョンウン第1書記は食糧事情の改善を喫緊の重要課題としていますが、今回の干ばつでさらに状況が悪化することが懸念されます。
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