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英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【サッカー】目覚めろ香川 チーム全体でサポート2014年6月19日 紙面から
1次リーグC組の日本は19日午後7時(日本時間20日午前7時)から、ブラジル北東部のナタルで行われる第2戦でギリシャと対戦する。17日はベースキャンプ地のイトゥで調整練習を行った。打倒ギリシャには、第1戦のコートジボワール戦で不本意な結果に終わったMF香川真司(25)=マンチェスター・ユナイテッド=の活躍が不可欠。大久保がストレートな表現で気落ちしていた香川を激励し、左サイドでの守備の負担を減らす戦術も確認された。 シンジを復活させろ−。ギリシャ戦に向けザックジャパン内での最大のテーマが、コートジボワール戦で大ブレーキとなった香川の再生だ。この日のミーティングでは、コロンビア戦とそれ以前のギリシャのスカウティング映像を全員でチェック。その上で、ひとつの答えが出た。 ギリシャの要警戒選手に挙げられたのが、右サイドバックの15番・トロシディスだ。国際サッカー連盟(FIFA)が公表しているデータによると、コロンビア戦の実際の平均プレー位置では、トロシディスはDFながら、ほぼハーフウエーラインより前に位置を取っている。この超攻撃的DFへの対応を左サイドの香川が担うことになれば、守備で疲弊したコートジボワール戦の二の舞いになりかねない。 ある選手は「15番が上がったときにうちの左のFWが下がりすぎると体力が減る。ボランチとサイドバックでケアできれば、攻撃に力を使える」と明かし、戦術練習でも香川の守備の負担を減らして高い位置を取る形を確認したという。 同時に、「自分に負けた」と落ち込んでいた精神面の回復も重要。その役割を担ったのが大久保だ。香川、長友と3人でジャクジーに入った際、「おまえ、全然ダメやったけど落ち込むなよ」と、わざとあけすけに言った。「自分が悪いときも、そうしてくれると助かる」と大久保。言われた香川も笑っていたという。 戦術面、精神面ともにケアされ、香川も笑顔を取り戻してきた。「すげー、落ち込んどったけど、もう前向きっすよ」と大久保も後輩の復活に太鼓判を押す。運命の一戦、チーム全体の力強いサポートを得て、今度こそ日本の10番が爆発する。 (宮崎厚志) PR情報
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