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【プロ野球】

楽天3連敗 借金は14まで膨らむ

2014年6月19日 紙面から

3回、楽天・川井は広島・エルドレッド(左)に2ランを浴びる

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◇広島6-1楽天

 広島は2位に浮上。野村が7イニング1失点で約2カ月ぶりの4勝目。打線は1回、丸の適時三塁打とロサリオの犠飛で先制。3回はエルドレッドの22号2ランなどで3点。5回にはロサリオのソロで加点。楽天は3連敗で今季最多の借金14。

     ◇

 最下位に沈むチーム状態を象徴する完敗だ。3回2死。川井がガックリと肩を落とし、マウンドを降りる。5失点。序盤で相手に渡した主導権を奪い返す力は、今のイヌワシ軍団にはなかった。3連敗。借金はズルズルと14まで膨らんだ。

 「試合の序盤に大量失点してしまい、チームに申し訳ないです」。37歳のベテラン左腕が消え入るような声で頭を下げると、佐藤監督代行も「ボールは高いし、投げているところも悪い。早い回につかまっちゃうからな」とうつむいた。

 前日には、休養中の星野監督が黄色靱帯(じんたい)骨化症と椎間板ヘルニアの手術に成功したことが発表された。その情報は選手にも伝えられたが、投打に淡泊な試合展開は簡単には変わらない。試合後、バスへと歩くイヌワシ戦士たちの足取りは重かった。 

  (井上学)

 

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