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小田急・相模大野駅構内で脱線

2014年6月19日22時33分  スポーツ報知
  • 小田急線の相模大野駅と車庫をつなぐ線路で脱線した車両を点検する作業員

 19日午後6時10分ごろ、小田急電鉄の相模大野駅構内(相模原市南区)で、車庫を出てホームへ向かっていた6両編成の電車のうち3両が脱線した。客は乗っておらず、運転士にけがはなかった。

 小田急によると、脱線で架線を支える部品が壊れるなどし送電できなくなったため、一時全線が運休。小田急は都心と神奈川県を結ぶ通勤客らが多い路線で、帰宅ラッシュの時間帯と重なり、新宿駅などでは大勢の客があふれた。20日始発からの全線復旧を目指している。

 相模大野駅構内の脱線した電車は、連結部分がくの字型に曲がった。6両のうち、3、4、6両目の車輪計5軸が脱線した。また駅間で6本の電車が止まり、乗客を線路に降ろすなどして誘導した。

 小田急電鉄の五十嵐秀運転車両部長は19日夜、国土交通省で記者会見し「ラッシュ時に脱線事故を発生させてご迷惑をお掛けし、心よりおわびします」と陳謝した。当該電車の運転士は「時速約25キロで走行中に脱線した。通常ではない振動を感じた」と話しているという。車両はレールを切り替えるポイント付近で止まったが、五十嵐部長は「脱線原因は調査中」とした。

 就職活動の帰りという東京都町田市の大学4年生(21)は新宿駅で「明日も大学の授業が朝からあり、帰宅が遅くなるのは困る」とため息交じりに話した。改札口付近では「再開はいつになるのか」と駅員に詰め寄る人もいた。

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