米軍、死亡した人物はアルカイダ系組織指導者ではなく幹部と発表 - イラク
2007年05月03日 22:01 発信地:イラク
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【バグダッド/イラク 3日 AFP】イラク駐留米軍が1日に国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の幹部を殺害した件について、同軍のウィリアム・コールドウェル(William Caldwell)報道官は3日、殺害された幹部はアルカイダ系組織の指導者ではないことを明らかにした。イラク内務省は、死亡した人物を指導者であると発表していた。
コールドウェル報道官は記者会見で、米軍がバクダッド北部で1日の午前2時、アルカイダの「情報相」とされるMuharib Abdulatif al-Juburi容疑者を殺害したと語った。「我々は、タジ(Taji)西部での作戦でal-Juburi氏を殺害した。この人物が今回の混乱を招いた人物であり、アルカイダの幹部である」とし、「我々が回収した遺体はこの人物のもののみ。DNA鑑定と写真によって2日に判明した」と語った。
同報道官の発表に先立ちイラク内務省のAbdel Karim Khalaf准将は3日、国営テレビを通じて、アルカイダ系組織の指導者でMuharib al-Juburi、別名Abu Omar al-Baghdadiの名で知られる人物が死亡したと伝えていた。コールドウェル報道官は、米軍はal-Baghdadiについては情報がないと述べている。
今週始めイラク当局は、タジで殺害された人物がイラクのアルカイダの指導者、アブアユーブ・マスリ(Abu Ayyub al-Masr)容疑者だとしていた。コールドウェル報道官はこれについて、DNA鑑定などの結果その可能性はないとし、「もし実際にマスリ容疑者だとしたら、我々はより明確に確認できているだろう」と語った。
コールドウェル報道官は今回の情報の混乱は、殺害された人物の遺体が当初アルカイダ系組織にわたり、その後、殺害された人物をアルカイダの指導者だとしていたイラク内務省の部隊が、その遺体を確保したことにより起きたのではないかとしている。
写真は3日、バグダッドでの記者会見でコールドウェル報道官が公開したal-Juburiの顔写真。(c)AFP/AHMAD AL-RUBAYE
コールドウェル報道官は記者会見で、米軍がバクダッド北部で1日の午前2時、アルカイダの「情報相」とされるMuharib Abdulatif al-Juburi容疑者を殺害したと語った。「我々は、タジ(Taji)西部での作戦でal-Juburi氏を殺害した。この人物が今回の混乱を招いた人物であり、アルカイダの幹部である」とし、「我々が回収した遺体はこの人物のもののみ。DNA鑑定と写真によって2日に判明した」と語った。
同報道官の発表に先立ちイラク内務省のAbdel Karim Khalaf准将は3日、国営テレビを通じて、アルカイダ系組織の指導者でMuharib al-Juburi、別名Abu Omar al-Baghdadiの名で知られる人物が死亡したと伝えていた。コールドウェル報道官は、米軍はal-Baghdadiについては情報がないと述べている。
今週始めイラク当局は、タジで殺害された人物がイラクのアルカイダの指導者、アブアユーブ・マスリ(Abu Ayyub al-Masr)容疑者だとしていた。コールドウェル報道官はこれについて、DNA鑑定などの結果その可能性はないとし、「もし実際にマスリ容疑者だとしたら、我々はより明確に確認できているだろう」と語った。
コールドウェル報道官は今回の情報の混乱は、殺害された人物の遺体が当初アルカイダ系組織にわたり、その後、殺害された人物をアルカイダの指導者だとしていたイラク内務省の部隊が、その遺体を確保したことにより起きたのではないかとしている。
写真は3日、バグダッドでの記者会見でコールドウェル報道官が公開したal-Juburiの顔写真。(c)AFP/AHMAD AL-RUBAYE