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地下千メートルから12日ぶり重傷者救助 アルプス洞窟

 ドイツ南部のアルプス山脈で巨大洞窟を調査中、深さ約1000メートルの地点で重傷を負った物理学者の男性(52)が19日、救助され、12日ぶりに地上に出た。男性はヘリコプターで病院に運ばれ、手当てを受けている。

 洞窟の専門家ら約60人が中に入り、担架に乗せた男性を少しずつ移送。多くの難所を越え、最後は約400メートルのほぼ垂直な絶壁を克服し、前例のない救助活動を成功させた。

 救助されたのはヨハン・ウエストハウザーさん。今月7日、ドイツ最大のリーゼンディンク洞窟に入ったが、8日に起きた落石で頭部を負傷。自力では動けない状態で、同行していた仲間が地上に戻って助けを求めた。

 救出には計728人が関わった。イタリアとスイス、オーストリア、クロアチアの医師や洞窟の専門家も加わり、現地で記者会見した救助隊の代表は「欧州の山岳救助のエリートが集結し、新たな歴史をつくった」と胸を張った。

 洞窟は全長19・2キロで、入り口は標高1843メートルに位置する。最も深いところは入り口から1148メートル下にある。(共同)

[ 2014年6月20日 00:34 ]

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