- カテゴリ:
- サッカー
2014年06月19日11:00
敵を知り、己を知らば、百戦危うからず!
僕は反省しました。ワールドカップを見守る際、あまりにも自分たちのことに集中しすぎていました。自分たちさえしっかりしていれば、相手のことは二の次である。そんなことを思っていました。コートジボワール戦、僕の認識は甘かった。「ドログバがいて」「ヤヤ・トゥーレがいて」「アフリカ!」という程度の認識で大本番に向かってしまったのです。
もはやそんな油断は許されません。もちろん選手情報などはチェックするとして、さらに深いところ。国民性や文化風土といったところに切り込まないと意味がなかったのです。先のコートジボワール戦では、日本の「1点取られると立て直せない」という脆さが突かれました。これは国民性とも言える、長年解決しない謎の課題です。今度は、逆にコチラが相手の国民性を分析して、弱点を突いてやるのです。
そのために僕はギリシャについて勉強をすることにしました。向かった図書館で、僕は一冊の本を手にします。「体験取材!世界の国ぐに34 ギリシャ」と題された書籍。こちらは著者がギリシャに乗り込み、現地の人々と交流しながら国民性を深く抉った一冊です。僕はその本を手にし、「これだ!」と確信しました。ほかにギリシャ関連の本がなかったという事情もあるのですが、「これだ!」と確信しました。
そして僕は本を読み進める中で、ギリシャの国民性をわかったような気がしたのです。と同時に、「勝ったな」という確信を抱きました。みなさんもどうぞ自信を深めてください。日本人のサッカーとギリシャ人のサッカーはガッチリと噛み合うでしょう。彼らは日本とは真逆の方を向いています。そして、地の利は我が方にあります。ブラジルの大地、必ずや日本の味方となるはずです。
ということで、6年前の本の受け売りで、ギリシャの国民性について理解を深めていきましょう。
◆最弱の盾VS最弱の矛!真面目VS自由人!共通点はタコ好きなこと!
ギリシャは日本の3分の1ほどの国土に、日本の10分の1ほどの人口が暮らす国。国土は山と海に挟まれ、薄い表土をたたえたわずかな平地に人々は暮らしているとのこと。聖闘士星矢でも山の上の十二宮に攻め込んだものですが、実際山の上にたくさんの神殿が建っているんですね。
海に面した島国であることから漁業が盛ん。獲れたての魚とギリシャ農作物が一体となった料理は、なかなかに美味しそう。トマトをくりぬいてコメとひき肉を入れて煮込んだイェミスターなんて料理は、ギリシャ戦当日の朝食にしたいくらいです。肉はヒツジ、牛・鶏などを食べ、魚はタイ・イカ・エビや珍しいところではタコも好むのだとか。ヨーロッパでは基本的にタコを食べないと思い込んでいたので、タコが好きというのは意外でした。こんなことなら前回大会で予想タコのパウルを、日本&ギリシャで食べてしまえばよかったですね。
そんな中、早速有力な情報を発見しました。何とギリシャは年間280日ほどが晴天で、ほとんど雨が降らないとのこと。雨が降らないので屋外で遊ぶ子ども(サッカーとバスケットが盛ん)や、オープンテラスのカフェでお茶をする大人が多いそうです。この乾燥した気候の影響により、ギリシャではオリーブやブドウの栽培が栄えた…というよりは、乾燥地帯でも育つものを中心に栽培するようになったのだとか。
↓しかし、第2戦の地・ナタルは記録的な豪雨が降ったばかりの高温多湿の地!
あー、こりゃ当日も雨降るな!
そして湿気ムンムンだな!
いきなり日本有利な予感!
ギリシャの国旗には十字架が描かれていますが、これは国民の95%ほどが信仰しているギリシャ正教への信仰の印なのだとか。そして青と白の横縞は「自由か、しからずんば死を」という意味だといいます。自由でないなら死、自由のほかには何もいらない。これは日本人の「社畜」体質とはまったく逆の精神性ですね。
実際、島の漁師の暮らしはというと、好きな時間に漁に出て、狙いの獲物をしとめたら市場で売って、あとはお茶でもしながらダラダラするのだとか。そして、これは悪いことではなく、ひとつの理想のライフスタイルとされているそうです。日本人でコレをやったら「成長しない産業」とか、意識高い連中にフルボッコにされそうですね。いいじゃないですか、魚が獲れたんだから。僕はギリシャスタイル、賛成です。
人々の暮らしぶりも、ギリシャ正教に基づく部分が多い模様。例えばお祭り。ギリシャでは祝祭日がとても多く、「新年」とか「キリストが洗礼を受けた」とか「復活祭の40日前」とか「聖母マリアが受胎した」とか「キリストが復活した」とか「メーデー」とか「復活祭の50日後」とか「国家記念日」とか「クリスマス」とか、キリスト関連を中心に多数の祝日があります。何でしょうね、この復活祭の前後にもう一回休日入れる方針は。夏休みの前後のゴールデンウィークとシルバーウィークみたいなものなんでしょうか。
で、その祝日のたびに爆竹を鳴らしたり、ヒツジの丸焼きを食べたり、海に十字架を投げ込んだりして、パーティーをするそうです。その中でも最大の祭・復活祭では、前後一週間は会社が休みになり、会社から特別ボーナスが支給されるとのこと。盆と正月レベルのおめでたさ。日本でもマックスやればいろいろありますけど、節分とか子どもの日とかを国民的に律儀にやっている(パーティー目的)と考えると、相当にゆったりした国である模様ですね。
↓ていうか、「名前の日」なんていうパーティが一年中あるらしいぞ!
って、パーティーばっかりじゃねぇかこの国wwwwww
そりゃ破綻するわwwwwwww
↓ちなみに今回のギリシャ代表選手も聖人の名前がたくさんついているようです!
って、全員聖人か!ソクラテスとかルカスとか全部聖人!
例えば「アギオス・ゲオルギウス」という聖人から名前をもらうから、「ゲオルギオス・サマラス」とかになるわけか!
何故苗字をもらうのかという点はさておき、「ス」ばっかりな理由は納得した!
日本で言えば「前田」家の子どもが、信長にあやかって「織田」って名前にしようとして、「前田織田」みたいな名前になってるワケだな!
僕はここまでの情報収集から悟りました。「ギリシャ人、めっちゃ遊んでるやん……」「テキトー感満載やん……」「いきあたりばったりやん……」と。仕事に行かないわ、すぐ帰るわ、なるべくたくさんパーティーをやりたいわ。そうした文化風土がサッカースタイルにも影響しているのではないでしょうか。
例えば「ゴール前をガッチリ固める」というのも、そこから動きたくないだけなのではないでしょうか。「ロングボールを放り込む」というのも、ゴール前まで走っていきたくないだけなのではないでしょうか。ギリシャ守備陣は連動した動きにほとんどついてこないなーとは思っていましたが、なるべく動きたくないのだと考えれば納得です。日本の「全員攻撃・全員守備」という社畜残業スタイルとは好対照。
これで、当日は高温多湿ということですから、不慣れ&ズブ濡れ&靴下ビチャビチャで確実にギリシャ的には辛いはず。僕も「雨の日は会社行きたくない」と思うタイプですから、よくわかります。雨の中で走らされたら、必ずどこかでやる気がゼロになります。ミスなく後半まで進めば、日本に大チャンスの時間帯が来そうですね!
↓ちなみに、現地の小学生は日本についてこんな風に思っているらしいぞ!
どういう教え方してんだよ!
テキトーすぎるだろ!
ま、コッチもギリシャ人はいつも布を羽織ってると思ってますけどね!
僕は反省しました。ワールドカップを見守る際、あまりにも自分たちのことに集中しすぎていました。自分たちさえしっかりしていれば、相手のことは二の次である。そんなことを思っていました。コートジボワール戦、僕の認識は甘かった。「ドログバがいて」「ヤヤ・トゥーレがいて」「アフリカ!」という程度の認識で大本番に向かってしまったのです。
もはやそんな油断は許されません。もちろん選手情報などはチェックするとして、さらに深いところ。国民性や文化風土といったところに切り込まないと意味がなかったのです。先のコートジボワール戦では、日本の「1点取られると立て直せない」という脆さが突かれました。これは国民性とも言える、長年解決しない謎の課題です。今度は、逆にコチラが相手の国民性を分析して、弱点を突いてやるのです。
そのために僕はギリシャについて勉強をすることにしました。向かった図書館で、僕は一冊の本を手にします。「体験取材!世界の国ぐに34 ギリシャ」と題された書籍。こちらは著者がギリシャに乗り込み、現地の人々と交流しながら国民性を深く抉った一冊です。僕はその本を手にし、「これだ!」と確信しました。ほかにギリシャ関連の本がなかったという事情もあるのですが、「これだ!」と確信しました。
そして僕は本を読み進める中で、ギリシャの国民性をわかったような気がしたのです。と同時に、「勝ったな」という確信を抱きました。みなさんもどうぞ自信を深めてください。日本人のサッカーとギリシャ人のサッカーはガッチリと噛み合うでしょう。彼らは日本とは真逆の方を向いています。そして、地の利は我が方にあります。ブラジルの大地、必ずや日本の味方となるはずです。
ということで、6年前の本の受け売りで、ギリシャの国民性について理解を深めていきましょう。
◆最弱の盾VS最弱の矛!真面目VS自由人!共通点はタコ好きなこと!
ギリシャは日本の3分の1ほどの国土に、日本の10分の1ほどの人口が暮らす国。国土は山と海に挟まれ、薄い表土をたたえたわずかな平地に人々は暮らしているとのこと。聖闘士星矢でも山の上の十二宮に攻め込んだものですが、実際山の上にたくさんの神殿が建っているんですね。
海に面した島国であることから漁業が盛ん。獲れたての魚とギリシャ農作物が一体となった料理は、なかなかに美味しそう。トマトをくりぬいてコメとひき肉を入れて煮込んだイェミスターなんて料理は、ギリシャ戦当日の朝食にしたいくらいです。肉はヒツジ、牛・鶏などを食べ、魚はタイ・イカ・エビや珍しいところではタコも好むのだとか。ヨーロッパでは基本的にタコを食べないと思い込んでいたので、タコが好きというのは意外でした。こんなことなら前回大会で予想タコのパウルを、日本&ギリシャで食べてしまえばよかったですね。
そんな中、早速有力な情報を発見しました。何とギリシャは年間280日ほどが晴天で、ほとんど雨が降らないとのこと。雨が降らないので屋外で遊ぶ子ども(サッカーとバスケットが盛ん)や、オープンテラスのカフェでお茶をする大人が多いそうです。この乾燥した気候の影響により、ギリシャではオリーブやブドウの栽培が栄えた…というよりは、乾燥地帯でも育つものを中心に栽培するようになったのだとか。
↓しかし、第2戦の地・ナタルは記録的な豪雨が降ったばかりの高温多湿の地!
あー、こりゃ当日も雨降るな!
そして湿気ムンムンだな!
いきなり日本有利な予感!
価格:2,160円 |
ギリシャの国旗には十字架が描かれていますが、これは国民の95%ほどが信仰しているギリシャ正教への信仰の印なのだとか。そして青と白の横縞は「自由か、しからずんば死を」という意味だといいます。自由でないなら死、自由のほかには何もいらない。これは日本人の「社畜」体質とはまったく逆の精神性ですね。
実際、島の漁師の暮らしはというと、好きな時間に漁に出て、狙いの獲物をしとめたら市場で売って、あとはお茶でもしながらダラダラするのだとか。そして、これは悪いことではなく、ひとつの理想のライフスタイルとされているそうです。日本人でコレをやったら「成長しない産業」とか、意識高い連中にフルボッコにされそうですね。いいじゃないですか、魚が獲れたんだから。僕はギリシャスタイル、賛成です。
人々の暮らしぶりも、ギリシャ正教に基づく部分が多い模様。例えばお祭り。ギリシャでは祝祭日がとても多く、「新年」とか「キリストが洗礼を受けた」とか「復活祭の40日前」とか「聖母マリアが受胎した」とか「キリストが復活した」とか「メーデー」とか「復活祭の50日後」とか「国家記念日」とか「クリスマス」とか、キリスト関連を中心に多数の祝日があります。何でしょうね、この復活祭の前後にもう一回休日入れる方針は。夏休みの前後のゴールデンウィークとシルバーウィークみたいなものなんでしょうか。
で、その祝日のたびに爆竹を鳴らしたり、ヒツジの丸焼きを食べたり、海に十字架を投げ込んだりして、パーティーをするそうです。その中でも最大の祭・復活祭では、前後一週間は会社が休みになり、会社から特別ボーナスが支給されるとのこと。盆と正月レベルのおめでたさ。日本でもマックスやればいろいろありますけど、節分とか子どもの日とかを国民的に律儀にやっている(パーティー目的)と考えると、相当にゆったりした国である模様ですね。
↓ていうか、「名前の日」なんていうパーティが一年中あるらしいぞ!
●ギリシャではほとんどの人が「ギリシャ正教の聖人の名前」をもらっている
●聖人ごとに関連する日付けが決まっていて、その日はその聖人の名前がついている人は「名前の日」のお祝いをする
●友だちを家に呼んでごちそうを食べる
●「名前の日」のお祝いではたくさんの親類や知り合いが豪華なプレゼントをしてくれる
●誕生日も祝うが「名前の日」のほうが重要
●なお、聖人はめっちゃたくさんいるので、ほとんど毎日「名前の日」のパーティーが行なわれている
●アナ・マリアのように2人の聖人から名前をもらった人は、どっちの「名前の日」もパーティーをする
●聖人の名前がついていない人は、「みんなの日」という日が決まっていて、そこでパーティーをする
って、パーティーばっかりじゃねぇかこの国wwwwww
そりゃ破綻するわwwwwwww
↓ちなみに今回のギリシャ代表選手も聖人の名前がたくさんついているようです!
※青字が聖人名、カッコ内はパーティーの日
●Orestis Karnezis(11月10日)
●Giannis Maniatis(1月7日)
●Giorgos Tzavellas(4月23日)
●Kostas Manolas(3月21日)
●Vangelis Moras(3月25日)
●Alexandros Tziolis(8月30日)
●Giorgos Samaras(4月23日)
●Panagiotis Kone(8月15日)
●Kostas Mitroglou(3月21日)
●Giorgos Karagounis(4月23日)
●Loukas Vyntra(8月18日)
●Panagiotis Glykos(8月15日)
●Stefanos Kapino(12月27日)
●Dimitris Salpingidis(10月26日)
●Vasilis Torosidis(1月1日)
●Lazaros Christodoulopoulos(4月12日)
●Theofanis Gekas(3月12日)
●Giannis Fetfatzidis(1月7日)
●Sokratis Papastathopoulos(4月10日)
●Jose Holebas(7月31日)
●Kostas Katsouranis(3月21日)
●Andreas Samaris(11月30日)
●Panagiotis Tachtsidis(8月15日)
って、全員聖人か!ソクラテスとかルカスとか全部聖人!
例えば「アギオス・ゲオルギウス」という聖人から名前をもらうから、「ゲオルギオス・サマラス」とかになるわけか!
何故苗字をもらうのかという点はさておき、「ス」ばっかりな理由は納得した!
日本で言えば「前田」家の子どもが、信長にあやかって「織田」って名前にしようとして、「前田織田」みたいな名前になってるワケだな!
価格:778円 |
僕はここまでの情報収集から悟りました。「ギリシャ人、めっちゃ遊んでるやん……」「テキトー感満載やん……」「いきあたりばったりやん……」と。仕事に行かないわ、すぐ帰るわ、なるべくたくさんパーティーをやりたいわ。そうした文化風土がサッカースタイルにも影響しているのではないでしょうか。
例えば「ゴール前をガッチリ固める」というのも、そこから動きたくないだけなのではないでしょうか。「ロングボールを放り込む」というのも、ゴール前まで走っていきたくないだけなのではないでしょうか。ギリシャ守備陣は連動した動きにほとんどついてこないなーとは思っていましたが、なるべく動きたくないのだと考えれば納得です。日本の「全員攻撃・全員守備」という社畜残業スタイルとは好対照。
これで、当日は高温多湿ということですから、不慣れ&ズブ濡れ&靴下ビチャビチャで確実にギリシャ的には辛いはず。僕も「雨の日は会社行きたくない」と思うタイプですから、よくわかります。雨の中で走らされたら、必ずどこかでやる気がゼロになります。ミスなく後半まで進めば、日本に大チャンスの時間帯が来そうですね!
↓ちなみに、現地の小学生は日本についてこんな風に思っているらしいぞ!
どういう教え方してんだよ!
テキトーすぎるだろ!
価格:1,080円 |
ま、コッチもギリシャ人はいつも布を羽織ってると思ってますけどね!