過去最高2000ベクレル検出 第一原発の井戸1カ所
東京電力福島第一原発の「地下水バイパス」計画で、東電は18日、12カ所ある専用井戸のうち最も南側にある井戸の地下水から、過去最高となる1キロ当たり2000ベクレル(排出基準同1500ベクレル)の放射性トリチウムを検出したと発表した。東電は一時貯留タンクで他の井戸の地下水と混ぜれば排出基準を下回るとして、基準値を上回った井戸からのくみ上げを継続している。
最高値を記録したのは16日に採取した水で、東電は一時貯留タンク内では同306.8ベクレルになると評価した。
この井戸では5月26日と29日、6月5日と9日に採取した水から、同1700ベクレルのトリチウムが検出されていた。
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