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19 Jun 2014 13:54

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【「選抜メンバー」コメントあり】 渡辺麻友 第6回AKB48選抜総選挙でトップ当選!「AKB48グループは私が守ります!」

ダ・ヴィンチニュース 6月9日(月)18時10分配信

【「選抜メンバー」コメントあり】 渡辺麻友 第6回AKB48選抜総選挙でトップ当選!「AKB48グループは私が守ります!」
AKB48チームB 渡辺麻友 (C)AKS

 6月7日、AKB48 37thシングル選抜総選挙 夢の現在地〜ライバルはどこだ?〜(第6回AKB48選抜総選挙)が東京・味の素スタジアムで開催され、渡辺麻友さんが159,854票を獲得し、初めて選抜総選挙で1位を獲得した。

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 岩手で起きた受傷事件を受け金属探知機を導入するなど警備を大幅に強化した関係で、45分遅れて公演がスタート。さらに、この日の天候は大雨警報が出るほどのあいにくの悪天候。コンディションは最悪の状態だが、開票イベント前のコンサートが始まると前回の選抜総選挙で1位だった指原莉乃さんは「雨に負けない最高の一日にしましょう!」と会場に集ったファンに呼びかけた。

 また、高橋みなみさんは「先日の事件では大変なご心配をお掛け致しました。金属探知機を導入して、ご協力をいただきました。ありがとうございます。これからも私達AKB48グループの応援を宜しくお願い致します。」と挨拶。

 須田亜香里さんは「去年16位に入れていただいたので、1曲目からセンターに入れていただいて、涙が出てきちゃいました。」と感想を語り、さらに「一昨年の東京ドームのAKB48さんのコンサートでRIVERの濡れ選抜をやったんです。(本物の代わりのダミー役。)その時に誓ったんですよ。代わりじゃなくて本物として歌うんだと。」と選抜入りを決意したきっかけを語っていた。

 この日のコンサートでは、大人AKB塚本まりこさん初センター曲「教えてMommy」の初披露や、7月4日公開の映画「DOCUMENTARY OF AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?」の主題歌「愛の存在」の初披露などがあった。また、HKT48で話題になっている、なこみくこと矢吹奈子さん田中美久さんが登場。最近悩んでることについて、矢吹奈子さんは「ホテルとかで一人で寝れないこと。」と可愛いコメント。それに対し、田中美久さんは「色んな方に可愛いねとかしか言われないから嫌です。」とコメントし、年頃の女の子だけに悩みが尽きない様子だった。

 コンサートは警備や雨の影響により予定より短縮され、17時過ぎからは予定どおり開票イベントがスタート。速報結果から大きく順位が動き、予想外の順位に驚き戸惑うメンバーやファンが見受けられた。中でも、注目は71位に入ったAKB48田名部生来さん。3期生であり渡辺麻友さんと同期の古参メンバーであるが、今までずっとランクインできなかった。今回、ついにランクインすることができた田名部生来さんは「ドッキリではないでしょうか。7年間やって初めてここに立たせていただいて、ドキドキしています。」とコメント。ドッキリを仕掛けられたかのような、ナイスリアクションにファンは大ウケだった。

 開票結果が続々読みあげられ、31位とアンダーガールズ入りが確定したSKE48(NMB48兼任)高柳明音さんは「かおたんかー!」と絶叫。自分のことより17位に入りアンダーガールズセンターが決まったSKE48終身名誉研究生松村香織さんが気になる様子。その松村香織さんは速報では9位。その時点では順位を少し落としても選抜入りができる位置につけていたが、最終結果は選抜漏れの17位。松村香織さんは選抜に入れなったことがショックで仕方ないようで「正直言うととっても悔しいです。去年終身名誉研究生という永遠に昇格できない肩書きをもらって、組閣でAKB48グループ研究生会会長という役職をいただいてとってもおいしいと思ったこともあったんですけど、でもやっぱり正規メンバーになれないと公演にも出れないし…。」と松村香織さんらしくないコメントを始めてしまう。しかし、徳光和夫さんにカメラを持たせて動画を撮らせたり、研究生を立たせたり、座らせたり、結局何故か大暴走。最後は自身のGoogle+上での番組「BBQ松村香織の今夜も1コメダ」のタイトルコールを撮っていた。

 また、アンダーガールズには入ったものの、岩手県で起きた受傷事件の関係で、味の素スタジアムには来れなかった20位のAKB48入山杏奈さんとは電話が繋がった。20位に入ったことについてコメントを求められると「今回の件はご心配かけてすみません!今日は味の素スタジアムに是非行きたかったんですけど、大事を取ってお休みをいただきました。元気です。20位ということで、投票してくださったみなさんありがとうございました。」と応え、順調に回復している様子だった。

 さらに、同じく受傷事件で被害を受けたAKB48川栄李奈さんは16位と選抜入り。昨年の25位から躍進した。この日川栄李奈さんはステージ上におらず、お休みすると思われていたが、名前が呼ばれると私服でステージに登場。「今回は皆さんにご心配をお掛けしました。私は今すごく元気です。こんな素敵な場所を用意して待ってくれたファンの方に感謝しています。正直速報が45位でその日から毎日毎日ずっとくよくよしていて毎晩毎晩泣いていて、この一年何やってきたんだろと思っていました。(事件は)神様がくよくよしている自分に喝を入れてくれたんだと思いました。そしたら元気が出てきて、こんなところでは立ちどまっていられないなと思いました。私のピンチを皆さんがチャンスに変えてくれました。」とコメントし、元気な姿を見せてくれた。

 そして、注目されていたライバルグループ乃木坂46(AKB48兼任)の生駒里奈さん。速報では56位だったが、一気にジャンプアップして最終結果は14位。順位が発表されると、あれ?なんで私が呼ばれたの?と言わんばかりのリアクション。コメントでも「まさか選抜になるなんて、一ミリも思ってなかったので、さっき呼ばれた時に意味わからなくて、どうしたらいいのかわからなくて。」と戸惑いを隠せない様子だったが、「私はライバルグループからの兼任だったので、色んな人に衝撃を与えてしまって、どうなるのかなって不安だったんですけど、でも今やって良かったなって思っています。」と突然選抜総選挙に参加することになったことを前向きに捉えていた。

 11位になった宮脇咲良さんは泣きながらファンにお礼を述べた後、「私のライバルはさっしー(指原莉乃さん)です。」と昨年の選抜総選挙1位の指原莉乃さんをライバルとして上げた。その理由について「HKT48はさっしーを超える誰かがいないと大きくなれないと思っています。いつかさっしーに咲良がライバルだよって言ってもらえるようにHKT48が最強のアイドルグループになれるように頑張っていきたいと思います。」と語った。

 10位で名前が呼ばれた須田亜香里さんは、雨が降っているにも関わらず開票イベントを見守っているファンに対し「皆さんだけ濡れさせるわけには行きません!」と屋根の届かないステージ前方に駆け寄りずぶ濡れに。そして、「去年の選抜総選挙で16位と選抜に入れていただいて、今まで一人では超えられなかった壁を皆さんがいてくださったから(超えることができました)。SKE48に入って去年までは公演のポジションも一番端っこでテレビにもあんまり出れなくて、それでも亜香里のことを見つけてくれる方がいて、こうしてステージに立たせていただけるってことがこの48グループの素敵なところなんじゃないかなって思います。(中略)本当に皆さん出会ってくれてありがとうって気持ちでいっぱいです。」とファンに感謝の気持を表した。

 9位に落ち着いた高橋みなみさんは「AKB48に8年半いると、たくさん楽しいこともありました。そして、これ以上ないだろうなって辛いことも起きます。みなさん御存知の通り、悲しい事件が起きました。正直私はその瞬間、ああAKB48終わっちゃったって思いました。何日かお家から出れなかったし、ずっと泣いてたし、どうしようかなって考えてました。でもそんなとき、私の耳に聞こえてきたのは、今日と同じようにみなさんの大きな声援。そして、ブログでの皆さんの声でした。待ってくださる方がいる、支えてくださる方がいるというのはとても心強いです。総選挙はメンバーひとりひとりの一年の通信簿です。去年までそう思ってきました。でも今年気づいたことがあります。この総選挙の総数こそが AKB48グループ全体のの通信簿なんだということです。私達を支えてくださってくださっている方がこんなにたくさんいる。頑張れと言ってくださる方がたくさんいる。雨の中、何時間もこうして待ってくださる方がいる。今日来れなくても、テレビの前で応援してくださる方がいる。そんな方がいるだけで、私達はどんなに転んでも立ち上がって前を向いて歩いて行くことができます。よく、まだAKB48にいるのかなっていう声を聞きます。私自身もちろん卒業を考えないわけではありません。でも、なんで私がここにいるかって言ったら、それは、AKB48が好きだからです。」とコメント。すると、会場からは大きな拍手が。さらに、高橋みなみさんは「AKB48は色んな事に出会わせてくれました。たくさんのメンバースタッフさんそして皆さんに出会えたこと。これは私の誇りであり、AKB48グループは最高のグループです。今はAKB48にとって分岐点だと思います。ここからどうするのか、色んな事が目のまえに立ちはだかってくると思います。でも私は皆さんがいたら乗り越えられないものはないと思っています。だからもう少し、納得がいくまでAKB48にいさせていただきたいと思います。最後になりますが、去年緊張しすぎてしまって、あの言葉を言うのを忘れてしまったんです。2014年バージョンということで、みなさんと言えたらいいなと思います。『努力は必ず報われる。』信じた努力は必ず報われると思っています。それを人生をもって証明します。」と一昨年の名言を2014年バージョンとして復活させた。

 8位になった小嶋陽菜さんは「今年もたくさんの応援ありがとうございました。今年の総選挙もいつも通り速報が17位と低くていつも通りTwitterでつぶやいて、いつも通りファンの皆さんがそこからやる気を出して頑張ってくださって今回も速報からぐんと上がった8位という結果をいただけて、本当に嬉しいです。私はAKB48人生で悔いはありません。私は小嶋陽菜は、ここで、卒業発表しようと思いましたが…、しませーん。」と突然の卒業発表未遂に会場騒然。しかし「驚かせてしまってごめんなさい。私はAKB48に入って8年間本当に楽しいことがいっぱいあって、この総選挙はファンの方と思い出を作るために来たので、本当はここで卒業発表しようかなと自分で決めていました。でも先日、AKB48で色々なことが起こりました。それを受けて、もうちょっとだけ私はここにいて、私にできることをやろうと思いました。私の卒業発表はみんなが心から笑顔になれるときにしようと思います。もう一つ理由があって、今年の総選挙で卒業しそうな人ランキングで私が一位になっていたので、私はここで絶対卒業しないぞということで、発表することを辞めました。私も卒業発表する時はあっちゃん(前田敦子)や、まりちゃん(篠田麻里子)の時みたいに、ファンの皆さんからのえーという声が聞きたいです。なので、こういうイベントとかコンサートとかあるたびに卒業の噂とかしないで下さい。残りのAKB48人生があとどれくらいか分かりませんが、最後までみんなと楽しみたいと思います。今日は本当にありがとうございました。」とファンに感謝した。

 7位になったのは昨年の12位から更に順位を上げた島崎遥香さん。笑顔でステージ中央にあるマイクスタンドまでやってきたが「何話したらいいかわからないです。こういうの凄く苦手なんですけど…。でも、塩対応って言われ続けてて、なのにこんな順位をいただけて、逆に誇りを持ちました今。握手会頑張ろうって思った時期もあって、頑張ってみたんですけど、でもやっぱ無理で、でも私のファンの人は私を笑わそうと負けじと握手会に来てくれて、私のファンの人は誰のファンの人よりも心が広くて優しいファンの人だなっていつも思っています。」と独特のキャラを貫き通していた。

 6位に輝いたのは14位から一気にジャンプアップした山本彩さん。順位を大幅に上げながらも、コメントでは「私を応援してくださった皆さん、今日来てくださったみなさん、本当にありがとうございます!速報で7位ということで、私の目標順位が1位ということで焦っていたんですけど、速報よりランクアップして凄く嬉しいです。去年から比べて票数も伸びているので嬉しいです。今年の総選挙で、予想順位とか色んな所でされてて、色んな方に期待されていて、一位予想されることもあったりして凄く光栄にも思っていたんですけど、その半面きっと一位は無理だ、まだ早いって声も聞かれていたので、6位という順位は光栄ですし、この順位に誇りを持ちたいなと思うんですけどまだ早いとか、無理とかって言ってた方を見返せないのは少し悔しいです。去年初めて選抜メンバーに入ることができて、そこから個人でお仕事をさせていただく機会も凄く増えてこの一年間は毎日が楽しくて喜びを感じながら皆さんの愛を感じながら楽しく活動することが出来ました。今回の選抜メンバーって今のところNMB48からは私一人だけです。NMB48が私は大好きなので、もっとNMB48っていうグループを全国に全世界に売り出していきたいと思っています。なので、常に中心に立って、先頭に立って引っ張って行きたいなって思うんですけど、去年選挙のステージで野獣になりたいって言ったんですけど、今年一年間では思うように自分を出せなくて、それも悔しくて、応援してくださっているファンの皆さんにも凄く歯痒い気持ちや悔しい気持ち、がっかりさせてしまって申し訳ない気持ちもあります。」と複雑な心境であることを明らかにした。しかし、「このステージでまた、何か、宣言するようなことは今は正直怖いんですけど、1位になりたいとか、グループを引っ張って行きたいという気持ちは私がNMB48に入ったときから変わっていません。なので、その決心を胸にもっと前に進んでいきたいと思います。そして、小さなことから有限実行をして、来年もし選抜総選挙があれば、1位は山本彩しかいないと言ってもらえるような人間になりたいと思います。本当にファンの皆さんは私にとってかけがえのない存在であるし、私の誇りです。これからもどうぞよろしくお願いします。」と来年こそ1位になる旨を宣言していた。

 5位に入ったSKE48(乃木坂46兼任)松井玲奈さんは「雨の中会場の皆さんと時間を過ごして、この雨の中私達を応援しにここまで来てくださるという熱量だったり、テレビを見てくださってる方がこんなにもたくさんいるんだなってことが誇らしく思いました。私達アイドルは興味を持ってくれる方がいないと活動していくことが難しかったり、今日も雨の中なので正直どのくらいの方が来てくださっているか不安だったんですけど、今日は沢山の方が来てくださってとても嬉しいなと思っています。皆さん本当にありがとうございます。たぶん私だけじゃなくて、他のメンバーもそうだと思うんですけど、みんなステージに立つことがとても好きで、人生をかけてこの場所にいるんだなって思うことがたくさんあります。それは学生メンバーが学業と両立しながら頑張って活動していたり、私もそれを経験していたのでそれを見るとみんな人生をかけながらここに立っているんだなって思っています。私もこの48グループの活動、そして乃木坂46の活動、全てのことに自分の人生をかけて活動している自信があります。これからも皆さんに楽しんでいただけるように今日はみなさんから素敵なプレゼントをいただいたので、この先皆さんに私からのプレゼントを沢山届けることができるように、頑張って活動していきたいと思います。そして、SKE48は今年絶対全国ツアーをやりたいと思います。待っていてください。」とSKE48の全国ツアーを宣言して会場を沸かせていた。

 4位に入ったSKE48(AKB48兼任)松井珠理奈さんは涙を流しながらマイクスタンドまで歩くも、マイクスタンドの前でも泣きやまず。それでも、なんとか声を振り絞り「まずは応援してくださった皆さん。投票してくださった皆さん。ありがとうございます。4位というこんなに素敵な順位をいただけたのに、こんなことを言うのも申し訳ないんですけども、やっぱり1位になれなくて悔しいかって聞かれたら凄く悔しいです。でも、1位になれなかったのは私の頑張りがまだまだ足りないからだと思います。だから、ここで、皆さんと、約束をさせて下さい。私、松井珠理奈はこれから今まで以上にSKE48として、そして、AKB48として努力します。そして、来年、18歳を迎えての総選挙では1位になります!皆さんこれからも応援よろしくお願いします。本当にありがとうございました!」と来年の選抜総選挙での栄光を誓った。

 3位になったAKB48(NMB48兼任)柏木由紀さんは「応援してくださった皆さん、投票してくださった皆さん本当にありがとうございます。トップ3という、3位になることができてほんとうに嬉しいです。この選抜総選挙は曲のセンターを決めるだけでなく、ファンの皆さんと一緒に戦うことができる大切なイベントだと思っています。私は争いごとや人と競うことが苦手です。でも、こうしてこの場所に立たせてもらって、毎日頑張れるのも、いつも私達を応援してくださっているファンの皆さんがいてくれるからだと思います。アイドルになりたいという夢は初めは自分だけの夢でした。でも今は、みなさんが日々の中で、嫌なことや辛いことがあったときに、AKB48の曲を聞いてくれたり、ライブに来てくれたり、握手会に来てくださったり、もう少し頑張ってみようかなって皆さんが思ってもらえるような支えになりたいという夢に変わってきました。去年の選抜総選挙で私にとってAKB48はとても大切な場所だと言いました。握手会も私にとってはとてもとても大切な場所です。直接応援してくださってる皆さんの目を見て、触れ合って、パワーを貰える特別な場所です。今日もこの感謝の気持ちを早く皆さんに直接近くで伝えたいなと思っています。だから、私の立場で言えることではないのは分かっているし、色々な問題があるのも分かっています。でも、私は皆さんと直接触れ合える場所をなくしたくありません。すぐには無理かもしれませんが、これだけ雨の中待ってくださっている温かい皆さんがいれば、きっとまた温かい触れ合える場所が作れると信じています。また早く皆さんの笑顔を直接近くで見れるように、これまで以上に歌って踊って頑張っていきたいと思います。そして、今年からNMB48との兼任もさせていただいて、やる気のあるメンバーと一緒に活動できることを嬉しく思っているので、3期生として、そしてAKB48としてみなさんに育てていただいた恩返しとして、後輩のために皆さんのためにこれからも一生懸命全力で頑張って行きたいと思っていますので、これからも応援よろしくお願いします。」と語った。

 2位になったのはHKT48の指原莉乃さん。昨年の1位から順位を落とした指原莉乃さんは「投票してくださったみなさん本当にありがとうございます。正直、凄く凄く凄く悔しいです。なんですけど、こないだ、本屋さんで、OL風の女性が、お友達と一緒に、AKB48が表紙になっている雑誌を見ていて、どの子が1位なの?って言ってたんですよ。で、もう一人の人がこの子って指原のことを指さしたんです。そしたら、その子がこんなのが1位なんてAKB48おかしいんじゃないのって言ったんですよ。私、凄く悔しかったんですね。なんですけど、その時に一番悔しかったのが、こんなのが1位なんてAKB48って凄い簡単じゃん。私だってAKB48に入って楽に暮らしたいと言ってたんですよ。それが凄く悔しくて、今その人がテレビを見ているか分からないけど、テレビを見ていたら言いたいです。AKB48はそんなに簡単な場所じゃないです。たくさんの人が悩んで、悩んで、やっとここまで来ています。まだ、誰が1位になるのか、分かりませんが、私はこれでも一応1位のプレッシャーを経験している身です。だから私はそのメンバーを全力で支えたいと思います。どんなに辛いことがあっても悲しいことがあっても私達AKB48は絶対に負けません。これからもよろしくお願いします。」と目に涙を溜めながらも、それでも涙をこぼさずにコメントをしていた。

 このとき、指原莉乃さんは誰が1位になるのか分かりませんがとコメントしていたが、会場のファンは皆この時点で誰が1位になるのか分かっていた。徳光和夫さんがトップ当選者の名前を読み上げる前から、味の素スタジアム7万人が「まゆゆ!まゆゆ!」とまゆゆコール。まゆゆコールが湧きあがると、渡辺麻友さんは口元を手で抑えて、泣きそうになる。しかし、涙は流さずに自分の名前が読みあげられるのを待つ。そして、1位として渡辺麻友さんの名前を読みあげられると会場からは大歓声が沸き起こった。

 トップ当選者として名前が呼ばれた渡辺麻友さんはステージのセンターポジションにたどり着くと「2年前の総選挙のスピーチで絶対1位になりたいという目標を掲げました。でも去年はその夢はかなわなかったのですが、その時は、1位に向かってただひたすら頑張った一年だったので、ひたすらまじめに頑張って努力することだけが全てではないんだなっと思い。一瞬は1位になるという夢を諦めかけてしまった、そんな自分がいました。でもそんなときにファンの皆さんが、たくさん温かい言葉をかけてくださって、次こそは絶対に1位を取ろうねと言葉を言ってくれて、私もその言葉を聞いて、こんなところで諦めてはいけないなと思い一位を取るのだと固く決心しました。私は、12歳のときにAKB48に入り、今年二十歳になりました。ここまで歩んできてたくさんのことがありました。でも私は、人生は一度きりなのだから折角こうして大好きなAKB48にオーディションに合格して入ったのだからやれるところまでやりたいなって思い今日この日まで歩んできました。本当に今日まで諦めないでやってきてよかったなって改めて思います。自分の信じた道を行き、いつも応援して下さるファンのことを信じ、やってきて良かったです。私がAKB48に入った時私は3期生だったので、私の前には先輩が沢山いました。そして新しい後輩がたくさん増えて姉妹グループが増えて、それとともに私の尊敬する沢山の先輩も卒業されていきました。卒業されてしまうのはやはり寂しくて、私が入った頃のAKB48はどこにいってしまったんだろうと思うこともありますが、AKB483期生として残っている私がしっかりと力強く前を向いていかなければいけないと思います。今までは、先輩の背中を見上げながら、あとについて行くように活動して来ましたが、先輩ももう少なくなり、そして、今日こうして沢山の方の応援のお陰で1位という本当に素晴らしい順位をいただいたので、もう先輩の背中を見上げてあとについて行くことはできません。これからはたくさん今いる後輩たちが、私の背中を見てこの先輩についていきたいと強く思ってもらえるようなそんなメンバーになりたいと思います。そして、AKB48グループの未来を見上げながら、初心を忘れずに、沢山のファンの方への感謝の気持を胸に、前へと進んでいきたいと思います。皆さん、今回はこうして、雨の中寒い中お集まり下さり、そしてテレビでもご覧になってくださり、そして今回たくさんの応援を本当に本当にありがとうございました。」と全国のファンに語りかけた。

 最後には、大島優子さんが花束を持って登場し「ずっと見させていただきましたけども、雨の中皆さんありがとうございました。まゆちゃん、ファンの方と勝ち取ったセンターをたっぷりと味わって下さい。」とのメッセージとともに、その花束を渡辺麻友さんに贈呈。

 渡辺麻友さんは「優子ちゃんには実は2年前の総選挙が終わったあとに、これからはまゆちゃんがAKB48グループを引っ張っていって欲しいという言葉をいただいたことがあって、でも、それからの総選挙は皆さんだったりや優子ちゃんの期待にあまり応えられなかったかなっていうところがあって凄い申し訳ない気持ちがあったんですけど、今日こうして1位を取ることができたので、その優子ちゃんの言葉に応えられて気がして良かったです。」と語り、花束を受け取った。

 そして、大島優子さんが「私は明日卒業コンサートをやって、明後日にはAKB48を卒業するので、外から見るAKB48がキラキラ輝いているように、どうぞAKB48のことを頼みました。よろしくお願いします。」とAKB48の未来を渡辺麻友さんに託すと、渡辺麻友さんは目を輝かせて「はい。」と口を動かしているように見えた。残念ながら、渡辺麻友さんの言葉はマイクを通らず、「AKB48のことは頼みました。」と言われた後の返事の声を聞くことはできなかったが、「はい。」と返したことは間違いないだろう。

 イベントが終了し、ステージから立ち去る時に「AKB48グループは私が守ります!」と宣言していた渡辺麻友さんの姿が印象的だった。


写真提供:(C)AKS

文=Girls News

最終更新:6月9日(月)18時10分

ダ・ヴィンチニュース