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ヘルパンギーナ、首都圏で流行の兆し- 群馬で前週比4倍超、東京も倍増


 「夏かぜ」の代表的な疾患のヘルパンギーナが、首都圏で流行の兆しを見せている。6月9日から15日までの週の定点医療機関当たりの患者報告数は、群馬県で前週比4.2倍の1.6人を記録。東京でも倍増するなど感染が拡大している。一部の地域が警報基準値(定点当たり6.0人)に達した群馬県は、「ヘルパンギーナは飛沫や接触などで感染する」とし、排泄物の適切な処理や、手洗いといった予防策の徹底を求めている。【新井哉】

 群馬県衛生環境研究所によると、県内の患者報告数は増加傾向で、保健所別では安中が6.0人で最多となった。高崎市(4.67人)や富岡(3.75人)でも多かった。5週連続で増えている東京都は前週比2.1倍の0.86人を記録。前週に比べて江戸川(4.92人)や町田市(4.0人)、目黒区(3.2人)などの保健所管内で大幅に報告数が増えた。

 埼玉県も「定点当たりの報告数は前週に引き続き増加した」と指摘。保健所別では熊谷(3.22人)で大幅に増えたほか、草加や朝霞、本庄の各保健所管内からの報告が多いという。千葉県でも3週連続で報告数が増えており、「毎年6月から8月にかけて流行のピークを迎えるため、今後の流行状況に注意が必要」としている。

 ヘルパンギーナは、高熱や口腔内の水疱・発赤を主症状とするウイルス性疾患で、乳幼児が罹患するケースが多い。2−7日の潜伏期間後、38度以上の発熱や口腔内に水疱が現れる。2−4日で熱が下がり、7日程度で治癒する。高熱や口腔内の痛みで、食事や水分を十分に取れず、脱水になるほか、熱性けいれんや髄膜炎、心筋炎といった合併症を生じる可能性がある。患者のせきや、つばなどに含まれるウイルスによって感染する。


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( 2014年06月19日 16:00 )

関連キーワード:  感染症



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