道交法違反:ブレーキない自転車…改正後初検挙、書類送検
毎日新聞 2014年06月19日 19時42分(最終更新 06月19日 20時23分)
ブレーキのない自転車を公道で運転し、警察の停止命令に従わなかったとして、埼玉県警蕨署は19日、同県川口市のアルバイトの男(23)を道路交通法違反(検査拒否など)の疑いでさいたま地検に書類送検した。県警によると、違反自転車を警察が検査して運転禁止にできる条項を盛り込んだ改正道交法が昨年12月に施行されて以降、同条項を適用した検挙は全国で初めて。
送検容疑は3月17日午後4時35分ごろ、同県戸田市美女木東1の路上で、ブレーキのない競技用自転車「BMX」に乗り、パトカーで巡回中の同署員から停止するよう命令されても従わず、そのまま逃げたとしている。
同署によると、男は路地に逃げ込んだが、約100メートル先で乗用車と接触する事故を起こし、止まっているところを再び署員に見つかった。「捕まるのが嫌だった」と容疑を認めているという。【大島英吾】