FIFA広報・岩元里奈
2014年6月19日17時30分
ホテル内のオフィスで、W杯の試合分析を担当するTSG(テクニカル・スタディー・グループ)の担当者に突然日本語で「ニホンジン?」と声をかけられました。
TSGメンバーは常に会場を移動して試合分析を行っているため、同じクイアバ会場の担当者でも、なかなかオフィスで会う機会がありません。
今回、元日本代表DFの宮本恒靖さんが唯一の日本人として13人のTSGメンバーの一人として入っていますが、渡航前に宮本さんから「クイアバには行かない」と聞いていたので私自身、きっとTSGメンバーと話す機会は無いだろうな、と思っていました。
彼の名前はロドリゲス・ジェイミーさん。エルサルバドルの方です。ニックネームはチェローナ。お分かりの方、いらっしゃいますでしょうか。
チェローナさん、20年以上前に全日空ANA、そう、後の横浜フリューゲルス(現在は横浜F・マリノスと合併)の名選手として活躍していた方なのでした。
「カモサン、ヤマグチ、マエゾノ、オオタケ……スタッフは……」と、当時横浜フリューゲルスで共にプレーしていた選手たちやスタッフの名前を次々と出し、私が京都や神戸で広報を務めていたことを伝えると、後に神戸に移籍した内藤潤さんの名前も。「ナイトウジュン、トモダチ。彼は私の家にも遊びにきた」と。他にも彼と私がお互い知るスタッフや選手たちの名前も話題に上がり、ひとしきり日本やJリーグの話に花が咲きました。
まさかチェローナさんとブラジル・クイアバで、Jリーグの話で盛り上がるなんて。
サッカーって本当にグローバル。今回ほどそれを強く感じたことは無いほどの、すてきな出会いとなりました。
余談ですが、チェローナさんの奥様のお名前は「リナ」さんなんだとか。これも何かの縁だったのかな(笑)(FIFA広報・岩元里奈)
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