ソニー株主総会2014年

ソニーの株主総会があったので取り上げようと思う。

6月19日に開催されました。

今回、手荷物検査をすることもある、という案内書きが会場にあった。

昨年にはなかったはずだし、実際に手荷物検査自体はしなかったけど、先日のセガサミーの件と合わせて考えると、やはりアイドルイベントでの事件が影響しているものと思われる。

セガサミー株主総会2014年』では実際に手荷物検査が行われました。

あと、今年から例年配布されていたお土産が無くなった。

これにより、以前は第3会場以降も使っていたのだが、今回は第2会場までで人が収まるようになっている。

お土産目当ての人がいてもスペースが無駄に使われるだけなので、これは良いことかと。

では、ゲーム関連の質疑応答を見ていきましょう。

ゲーム関連はPS4についての1件のみ。

内容は、ソフトが弱いのではないか、過去のキャラクターを使ったソフトの開発はどうなっているのか、といったところ。

それに対してどういった回答でしたか?

回答はゲーム部門の社長のアンドリュー・ハウスが回答。

日本国内ではPS4が発売されていて、日本のクリエイターが作る日本発のソフトは、まだまだ我々と協力して努力するべきと認識。

他の地域は特に欧米はより早くPS4の開発に投資して協力いただいていることでたくさんのソフトが出ている。

自分のソフトウェア、キャラクターに関しては新たな「KNACK(ナック)」という素晴らしいクリエイターが作ったキャラクター性の商品も大事にしている。

従来のみなさまの愛情のあるキャラをもう1回PS4ならではのネットワークを通じた体験をさせたいと思ってる。

会場の反応はどうでしたか?

結構大きな拍手が起きた。

それはそれは。

たぶん、外国人が流暢な日本語で話していたことに対する拍手だと思う。

どんな理由ですか、それは・・・。

ソニーの株主は年配の方が多いので、外国人が日本語をペラペラしゃべるだけでもすごいとか思うのではなかろうか。

他はどうでしたか?

他はゲームと関係ないので割愛。これといった話はなかったよ。

ただ、面白いことがいくつも起きた。

どのようなことでしょうか?

まず、人材の流動が多いが、技術関連の人材はどれくらい出て、どれくらい入ってきているのか、という質問に対して人事の人が回答していたのだが、これがダラダラとしゃべっていたので、株主から簡潔に言ってくれ、というヤジが飛び。

それでもダラダラと話していた。

場馴れしていないのでしょうか・・・。

たぶん、具体的な数字を裏で調べ、それを紹介しようとしていて、その数字を調べるための時間稼ぎをしていたのかな、と。

ただ、結局数字が出てこず、大体の数を言って終わった。

そういう状況でしたら人事担当者はかわいそうですね。

あと、開始してすぐにトラブルがあり、退場勧告がなされた。

退場とは?

株主総会の会場内から出て行ってもらうこと。

主に議長が退場勧告を行い、出て行ってもらうようにする。

たいていはうるさかったりといった議事の進行が出来ないようにされた時に行う。

それが今回のソニーの株主総会であったのですね・・・。

やはり業績の悪化が続いていることに対しての不満だったのでしょうか?

まったく違う。

違うのですか・・・。

メディアなどでは業績の悪化に株主が不満を言い、それで退場させられた、ということを書いているところがあったが、あれは実状と異なる。

では、どういう状況だったのでしょうか?

まず、その年配の株主は少し遅めに来たようで、遅くに来た人は第二会場に誘導されるようになっている。その際に、たぶんすでに第一会場は席がいっぱいです、みたいなことをソニーのスタッフが言ったのだろう。

でも、どうしても第一会場に入りたかったのか、第二会場に誘導しようとしたスタッフと、すでに会場外で声を荒げてもめた状態になっていた。

そして、その後、強引に入ってきたのか、それとも会場外のスタッフが諦めたのか、その人が中に入ってきたのだが、席が空いているのを見て、席は空いているじゃないか、と言って怒り出したわけだ。

その声を聞いて、周りのソニーのスタッフが駆けつけ、取り囲むわけだが、それがまたその人を興奮させる要因になり、議長に文句を言いたくなったのか、緊急動議緊急動議と声をあげた。

あまりにも騒がしいので、他の株主が退場させろ、的なことを発言し、結果、平井一夫が何度か静粛にするように促した後、ご退場ください、と言って出ていってもらった。

業績とかまったく関係ないじゃないですか・・・。

これがメディアに載ると、業績悪化を指摘した株主が退場させられた、となるわけだ。

・・・・・・。

メディアではないけど、以前スクウェアエニックスで和田洋一が株主を退場させたときに、おじいさんが叫んで退場させられた、ということをネットで書いている人がいたが、あれも大間違いで。

ちゃんとした指摘に対して答えると都合が悪い和田洋一が答えをはぐらかし、それに対してちゃんと答えてくれと言っていたら退場とまで言われるに至った。

このあたりはちゃんと株主総会に出て、また、周りで起こっていることをしっかりと見聞きしていないと状況はわかりませんな。

スクウェアエニックスの和田洋一さんについては『スクウェアエニックス株主総会2011年』で取り上げました。

あと、この退場させられた人とは別に、総会屋の人もおり、その人も随時ヤジを飛ばしていた。ただ、こちらは退場させられていない。

その違いはいったい?

知らん。

ただ、この総会屋の人は『ソニーの株主総会2009年』で取り上げた人と同じ人だ。

去年とか、その前とかは特に何もなかったのだが、なぜまた今年に、というのが気になる。

ちなみに、なぜ総会屋と決めつけているかというと、そういったことを以前のコメント欄で教えてくれており。

今現在、そういった活動をしているかは知らないが、警察のご厄介になったこともあると、ネットで調べたら載っていた。

他には何かありましたか?

株主総会とは別会場で、商品展示会場を用意してあったので行ってみた。例年だとステージイベントも行われたのだが、今年はコストカットのためにお土産と同じく無くなった。

ゲーム関連ではPS4やPS Vita、PS Vita TVなどが展示されていた。

あと、初代のPlayStationも過去の商品展示のところで展示されていた。

他にも金のモルモットなど、ソニーに詳しい人なら知っているであろうものも。

と、こんな感じのソニーの株主総会2014年でした。

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