サッカーのプロが語る!スカパー!オンデマンド“活用術” - 大杉漣
サッカーと出会ってもうすぐ半世紀になるという大杉漣さんは、徳島県出身で徳島ヴォルティスサポーターとしても知られる。昨年のJ1昇格プレーオフは、現地・国立競技場で観戦した。そんな熱心なサポーターの大杉さんだが、今回のインタビューまで、ご自分が『スカパー!オンデマンド』を視聴できるとは知らなかったとか。『スカパー!』のJリーグ関連セット契約者なら無料で視聴できると知った大杉さん。インタビューは、大杉さんからの『スカパー!オンデマンド』の機能についての質問を受けながら、その深いサッカー愛を聞かせていただく楽しい時間になりました。
徳島のJ1昇格に立ち会えたことは、一生の思い出
大杉漣さんは、北野武監督作品を始め数多くの映画やドラマに出演してきた日本を代表する俳優のお一人。一方で、熱いサッカーファンとしての一面もJリーグサポーターの間ではよく知られている。「中学3年の時、高校生になった兄がうちの庭でボールを蹴り始めたのがサッカーとの出会い。僕も高校に入ってすぐにサッカー部に入りました」。それからもうすぐ半世紀を迎える今も、大杉さんは現役選手としてボールを蹴っている。「僕の『鰯クラブ』というチームは、今年で23年目。昔から10番を着けていて『漣さんは不動の10番だ』と言われていたんですが、60歳を超えてからあまり動けなくなって、違う意味で『不動の10番』だと言われるようになった(笑)」
そんな大杉さんが「一生忘れられない日」と語るのが、昨年12月8日。「高校時代のサッカー部の後輩がボランティアとして関わっていた」ことから、アマチュア時代から応援してきた徳島ヴォルティスがJ1昇格を決めた日だ。
この日も大杉さんはドラマの撮影があったのだが、なぜか現場の雰囲気が違っていたという。「夕方5時までの撮影予定でしたし、試合のことは誰にも話していなかった。でも撮影の合間に自然に耳に届いてきたのが『大杉を国立へ』という皆さんの思い。それだけで、もう泣きそうになりました」。
予定よりも2時間早い3時に撮影が終了し、いざ国立競技場を目指したその時…。「スタジオの出口に、ドラマで主演されていた天海祐希さんをはじめとする出演者の皆さん、スタッフの皆さんが並んでいて『国立に行ってらっしゃい!』って送り出してくださった。もう、移動中は号泣でした」。
いつもは迷惑を掛けないようにサポーター席から少し離れたところに座る大杉さんだが、この日だけは気持ちを込めようとサポーター席で観戦。「最初に千代反田選手がヘディングで決めて、津田選手が気迫のゴール。縦一発で、高崎選手からのヘディングでの2点目。あの日、J1昇格の瞬間に立ち会えたというのは、本当に夢のような時間でした。サポーターとして、徳島の昇格をこの目で見られた喜び。サッカーやスポーツが持っている一喜一憂の大きさを感じました」
『スカパー!オンデマンド』との出会いは、幸か不幸か?!
徳島戦は全試合、さらにC大阪を応援する奥様とともにほかの試合もたくさん『スカパー!』で観戦してきた大杉さん。「平畠啓史さんの『Jリーグマッチデーハイライト』も見ています。どの試合もじっくり扱ってくれるのがいいですね」と言うヘビーユーザーなのだが、実はこのインタビューまで、『スカパー!』のJリーグ関連セット契約者なら無料で『スカパー!オンデマンド』を視聴できることを知らなかったそうだ。
さらに、『スカパー!オンデマンド』では過去2週間分の試合が視聴できることも知り、「今までは録画を忘れたりして見逃してしまうこともありましたし、オンタイムで見られない時にもあとから『スカパー!オンデマンド』でパッと見られるのは大きいですね。ちょうどこれから映画の撮影で長期ロケが始まるところ。これを知ってしまったことが、幸か不幸かはわかりませんが…きっと幸でしょうね」と笑顔を見せていた。
今回はアプリを使って『スカパー!オンデマンド』を体感した大杉さんが特に感激していたのが、フォーメーション図に表示された背番号をタップすると選手プロフィールが見られる機能。一方で「スタッツにある『ゴール』の表示をタップすると、その場面に飛べるという機能があればいいのに」とベテラン観戦者ならではの要望も。大杉さんが使用しているiOS限定の機能で、タイムバーをタッチしながら下になぞると再生スピードが変えられることをスタッフがお見せすると、すぐに実践して「うん、これは便利!」とお墨付きをいただいた。これからは『スカパー!』だけでなく、『スカパー!オンデマンド』のヘビーユーザーになっていただけそうだ。
最後に、これからどんなふうにサッカーと付き合っていきたいかをお聞きしてみた。 「先日、福島ユナイテッドの試合を見に行った帰りに、福島駅で『ラジウムそば(飯坂温泉のラジウム玉子という温泉卵が乗っている)』というのを見つけましてね。それがすごくおいしかった。そういうものに出会っただけで、福島に来てよかったと思えます。サッカーを見て、1杯のかけそばを立ち食いで食って、新幹線で東京に帰って、翌日からまた撮影が始まる。そんな日常がいいですね。サッカーに加えて、そこに食べ物、人、風景がある。そういうものを緩やかに、地に足を付けて楽しみたい」。
インタビュー・構成:江藤高志