集団的自衛権:都内各地で反対集会 公明党に要望
毎日新聞 2014年06月17日 20時12分(最終更新 06月17日 20時53分)
集団的自衛権の行使容認を巡る与党協議会があった17日、東京都内の各地で容認反対の集会が開かれた。新宿区の公明党本部前では市民団体「秘密保護法を考える市民の会」メンバーら約40人が「公明党は妥協するな!」とシュプレヒコールを繰り返した。
呼びかけ人の杉原浩司さん(48)は「公明党が屈服したら、取り返しのつかないことになる」とアピール。行使容認をしないよう求める山口那津男代表宛ての要望書を党職員に手渡した。
千代田区の日比谷野音(大音楽堂)でも市民団体「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」が集会を開催。約5000人(主催者発表)の参加者を前に、翻訳家の池田香代子さんが「公明党さん、しっかりして。これ(行使容認)を許したら憲法が憲法でなくなる」と訴えた。集会後、参加者は銀座の繁華街と国会を目指し、デモ行進した。【野島康祐】