集団的自衛権:会期内の与党合意困難 公明から異論
毎日新聞 2014年06月17日 21時37分(最終更新 06月18日 01時19分)
会合後、同党の北側一雄副代表は記者団に「今の状況では、意見集約は容易ではない。党内の意見は与党協議に持ち込みたい」と述べ、22日までの与党合意は困難との考えを強調した。【阿部亮介、青木純】
◇閣議決定原案のポイント
(1)グレーゾーン事態
・離島への不法上陸などで自衛隊出動の手続きを迅速化。法整備には言及せず
・米軍部隊の武器などへの防護は自衛隊法を参考に立法措置
(2)国際協力など
・戦闘行為の現場では後方支援せず。戦闘行為の現場になれば活動を休止・中断。人道的見地による捜索救助活動は例外
(3)集団的自衛権=検討中
・わが国または他国に対する武力攻撃が発生し、わが国の存立が脅かされ、国民の生命、自由、幸福追求の権利が根底から覆されるおそれがある場合、自衛のための必要最小限度の実力行使が許容される
・海外での武力の行使は国際法上は集団的自衛権が根拠
・行使には国会の承認が必要
・地理的制限には言及せず
(4)今後の国内法整備の進め方