集団的自衛権:自公が党首会談…閣議決定の時期協議
毎日新聞 2014年06月19日 13時09分(最終更新 06月19日 13時12分)
安倍晋三首相は19日昼、22日の今国会会期末を前に公明党の山口那津男代表と首相官邸で党首会談を行った。集団的自衛権の行使容認を巡る与党内の調整が難航していることから、合意を目指し協力する方針を確認する見通しだ。
首相は豪州などへの訪問前の7月4日までに、行使を容認する憲法解釈の変更方針を盛り込んだ閣議決定を行いたい考え。しかし公明党内には行使容認に慎重論が根強く、党首会談で閣議決定の時期を巡り意見を交わすとみられる。
山口氏は19日午前の党会合で集団的自衛権などに関し「政府内でも与党内でも議論が続いている。国会会期末を迎え、最後の会期内の議論を充実させていきたい」と述べ、合意を目指す姿勢を強調した。【高本耕太】