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 「女性たちの怒りの緊急パレード」。集団的自衛権をめぐり、大阪市中心部で18日、こう銘打った抗議行動があった。雨の中、100人を超える主婦らが「戦争する国 アカン!」と書かれた紙を手に淀屋橋から北新地を練り歩いた。

 他国を守るために自衛隊が海外で戦えるよう、安倍晋三首相は憲法9条の解釈を変えて集団的自衛権を使える国になることをめざしている。これに対し、市民団体「新日本婦人の会大阪府本部」が府内の女性にデモ行進を呼びかけた。

 参加者の中には鈴やギターを持ったり、ビニール傘の表面に「集団的自衛権 行使反対 絶対!」と書いたりした人も。2人の孫娘を連れた元中学校教師の山上ゆりさん(65)は「米国の言いなりに戦争をする国になってほしくない」と話していた。(花房吾早子)