[PR]

 四国霊場八十八カ所を巡る歩き遍路のための休憩所「日韓友情ヘンロ小屋茶処高瀬」が秋にも香川県三豊市に建てられる。昨年、案内役の「先達」に外国人女性で初めて公認された韓国の崔象喜(チェサンヒ)さん(38)が発案。4度の歩き遍路で、分け隔てなくお茶をふるまうなどしてくれた人々への「恩返し」だという。

 3月、各地に休憩所をつくる「ヘンロ小屋プロジェクト」に取り組む徳島出身の建築家歌一洋(うたいちよう)さん(66)に設計を依頼。プロジェクトの支援者が候補地を探した。

 その1カ月後、崔さんが貼った順路シールを巡り、「『大切な遍路道』を朝鮮人の手から守りましょう」という張り紙が遍路道で見つかった。